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SDGs(Sustainable Development Goals)とは2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016年から2030年までの国際目標です。SDGsは持続可能な世界を実現するための17のゴール(169のターゲット)から構成されており、「地球上の誰一人として取り残さない」(Leave no one behind)ことを誓っているところに大きな意味があります。
弊社では2019年秋より具体的にSDGsへの活動を推進してきました。主に上記7つのアイコンに関連することを行ってきましたが、主な取り組みとしては次のようなものがあります。
山梨県SDGs推進企業
㈱文理学院はSDGsへの取り組みを通して、
「人を大切にした人づくり」と「環境課題の克服」に
貢献できるよう活動をしていきます。
弊社では2019年秋より具体的にSDGsへの活動を推進してきました。その1つが校舎を展開する地域で活動をしている「子ども食堂」5か所への寄付事業です。2020年9月に社員有志からの寄付と夏期講習売上の一部をこの寄付事業に充当しました。一連の活動と並行し、個人的にも講演会・勉強会などに参加し、SDGsについて少しずつ理解を深めて参りましたが、その過程で「教育を本業とする弊社としてSDGs実現のための思考と活動を強力に推進することは大変重要なミッションである」と考えるようになりました。
SDGsの掲げる17のゴールはたいへん壮大で、ある意味多難な目標だと考えることができますが、「それだけ差し迫った危機が目の前にある」ことを世界に、政治に、我々人間に訴えかける、また突きつける強いメッセージであると思うのです。そのような壮大且つ多難な課題に対して、無理だと考えることも1つだと思いますが、「1人ひとりが真剣に考えて行動していけば、決して成し得ないことではない」と考えるのも1つです。弊社の場合、まさに後者の考えに立ち「小さなことからでも考え、実行していこう」と決意をしました。
その決意の背景には「我々は未来ある子どもたちに関わる仕事に携わっている」という、ごくごく当たり前の事実があります。私たちが教育を通して直接関わる幼児から高校生までは、大変多感な時期を迎えている年齢層の未来ある若者たちです。彼らには今後、10年,20年,30年,40年……と未来があるわけです。その彼らの大切な未来を、明るく輝けるものにするのも、暗くくすんだものにするのも、現代社会を担う我々大人にかかっています。私たち自身がどのような考えで、どのような行動をし、どのような企業活動を行っていくかが彼ら若者たちの未来を大変大きく左右する鍵となっているわけです。「教育に携わっている大人だからこそ、SDGs実現への取り組みをする責任がある」と弊社では考え、次のような取り組みを進めて参ります。
「貧困をなくそう」、「質の高い教育をみんなに」という2つのゴールに対する取り組みについてですが、特に前者は世界的にみて大変難しいミッションであるのと同時に、近年日本国内でも目を向けなくてはならない課題の1つとなってきています。「貧困」の原因は多岐に及びますが、弊社では「教育は貧困を遠ざける」という考えのもと事業を推進していきます。また、教育を通じて「徳を積み、人間性を育む」ことも弊社の創業当初からの指導理念です。その理念の下、人間性の向上や人間力を高めるといったこと―具体的には、知識・智慧・協調性・礼節・集中力・忍耐力・挑戦する勇気・自主性といった人生を前向きに歩んでいくための「気質」の取得―は、貧困を避け、心豊かに生きるために必要なものであると考えます。弊社で提供する教育サービスを通して、子どもたちが明るく輝ける未来を築くことができるよう、主体的・積極的に子どもたちに関わってまいります。
次に「ジェンダー平等を実現しよう」、「働きがいも 経済成長も」という2つのゴールへ向けては、生徒・保護者の皆様に直接の関係は薄いものですが、ご紹介しておきます。2019年~2021年に行ってきたことは①女性活躍推進(管理職への登用、新設部門への登用、女性が多く活躍する「学研教室」との業務提携)、②役職・ポストの増設、③就業時間の短縮、④働き方の選択肢を増やす、⑤間接部門の業務改革などがあります。今後も更にこれら2つのゴールに向け「社員の仕事へのやりがいを促進し、仕事の喜びや楽しさ、達成感を今以上に感じることができる会社づくり」を推進していきます。
最後に「つくる責任 つかう責任」、「気候変動に具体的な対策を」、「陸の豊かさも守ろう」の3つのゴールへ向けては、主に「無駄を減らす、無くす」という大変わかりやすいキーワードの下、取り組んでいます。例えば、紙や電気。学習塾経営には絶対に欠かすことができないものですが、意識して節減しなければ、どれだけでも無駄に使われてしまうものです。2019年以降、各校舎での電力使用量は大幅に削減できていますし、経営会議ではほぼペーパレスで実施しています。創業以来、弊社は「経費節減を通じてご家庭にかかる教育費を抑え、社員へも還元していく」といった考えで経営してきたわけですが、SDGs推進に大きく舵を切ることを機に視点を広げ「未来ある子どもたちが、安心・安全な環境の下で、これからものびのびと学習し、スポーツや文化活動にも励むことができるよう」弊社ができること、社員1人ひとりが取り組めることを考え、小さなことからでも1つひとつ進めてまいります。
これからも㈱文理学院はSDGsへの具体的な活動を
通じて「子どもたちの輝く未来づくり」に貢献してまいります。