進学塾も分業化が進み、ひとりの教師がひとつの教科しか教えない塾が多くなっています。それで本当にいいのでしょうか。文理の教師は多くの教科を担当し、子どもを人間として育てることから始めます。そのうえ上意下達で先生を縛らないから、自分らしさを伸び伸び出せます。効率化の時代だからといって、教育の本質には逆行したくない。これが文理の考え方です。
文理は「地域密着である以上に、地域の学校密着」です。授業の日程・時間割は校舎ごとに、そのエリアの学校の定期テストや修学旅行などの行事、さらには部活の時間に合わせて、きめ細かく組んでいます。ちなみに文理の保護者面談は、生徒も一緒に参加するスタイルが基本です。そのほうが親子の想いがひとつになり、やる気をいっそう喚起できるからです。
標語やメッセージ、テスト結果の速報、子どもたちが綴った合格の喜びの声…。塾内での掲示物や配布物は、基本的に校舎単位で自由制作しています。また、先生たちの創意工夫で独自の折込チラシをつくり、校舎の印刷機で自ら刷って、新聞販売店に持ち込むことも。
先生たちが執筆する校舎ブログが人気です。アクセスが多く、ブログを読んで入学する子どもたちも目立ちます。各先生がプライベートなことも含め、自分らしさを出しているブログなので、きっと面白いのでしょう。あなたも覗いてみませんか。
校舎長→ブロック長→執行役員とキャリアアップする道が用意されています。現在、口コミなどで生徒が急増しているため、数ヵ所の校舎をマネジメントするブロック長を積極的に育成したいと考えているところです。しかしながら、企業として成長しても基本的にフラットな組織であり、自分が自由に出せる社風はこれからも変わりません。もちろん指導力を追究し、現場の先生でい続けたい人も大歓迎です。
文理の先生は、その日の授業が終了したら教室を掃除します。黒板まわりの汚れを拭い、机の上を拭き、床をモップ掛けします。大量の消しゴムのカスに「よくもこんなに出るもんだ」とつぶやきながら。でも、それは子どもたちがたくさん勉強した証。わずか15分前後の作業ですが、自分の教室への愛着がさらに深まり、一緒に手伝ってくれる子どもたちもいて、それがまたうれしいのです。
粗品をおまけにした入学申込書や紹介状などのビラ配りはしていません。名簿などを利用した営業電話をかけることもしていません。人間を育てる。その結果、成績が伸びる。このことが口コミなどで広く伝わり、いい評判を呼んでいるから、強引な勧誘の必要がないのです。
2017年より、就業時間の短縮を実施し、原則として週休2日制になりました。生徒本位で自分らしさを出せる働き方は、これまで通り。ワークライフバランスのとり方もマイウェイの文理です。
生徒ひとりの受ける授業が、一般的な塾では週1、2回なのに対し、文理は週に3回も。文理で学ぶ中学生は基本的に公立高校合格を目指しますが、5科目の勉強には週3日の授業が必要なのです。また、夏期講習などでは休日出勤することもあります。こう書くとOFFの時間が気になりますが、代休はきちんと取れます。
2つの表をご覧下さい。(小中学部勤務の場合)
週5日勤務(週休2日)の働き方(表A)は、16時00分からの日が週に1日、14時からの日が週に4日です。
週6日勤務(週休1日)の働き方(表B)は、19時からの日が1日加わります。
その1日の勤務は3時間半の授業で、給与が3万円ほどアップ。
どちらがいいかは本人の希望次第です。
学研グループの充実した研修制度が利用できること、グループ内の他塾を見学する機会が増えたこと、地域の学研教室から文理に入る子どもたちが増えたことなど、いくつものメリットが…。また、一部上場企業の一員となったことで社会的な信用がさらに高まり、学ぶ側も教える側もいっそう安心して勉強に打ち込める環境が整いました。