【992】つらつら

6/22(水)雨です。

雨は降らないと困りますが、あまり好きではないんです。しかし、今朝ラジオを聴いていたら、こんなほっこりする話を聴くことができました。

「私は雨が好きです。雨だとお母さんが農作業できないので、家にいてくれるからです。」

ほっこりしませんか?

ここ最近思うところがあるんです。

日本人らしさを日本人が失いつつあるように思うんですね。

勤勉、丁寧、マナーがよい

などが日本人らしい良さであるように思ってきましたが、色々な場面でその良さが薄れてきていると感じます。詐欺や殺人といったニュースがあちこちで聞かれるし、考えられないマナーの悪さを目の当たりにすることも多くなったように思えます。「国力が低下している」というのは、こういうことにも滲み出てくるものです。

「民度」という言葉があります。私はこの言葉を使うことにちょっとした抵抗感があるのですが、敢えてここで使うとすれば「日本人の民度が下がっている」ということか。「卵が先か、鶏が先か」……「国の経済力が低下してきたから、民度が下がってきた」のか、はたまた「民度の低下が経済力の低下を招いている」のか、いずれにしてもその2点間に繋がりがあると思いますよね。

会社・企業に置き換えると、「社員の心と言動の良し悪しが、売上・利益の増減に直結する」と私は考えています。そのため常に意識しているのは「マインドの育成」です。「教育者としての心根を鍛えることが、いい教育を提供するための根幹だ」と考えています。「心根は自らが発する言葉によって育つ」、「自らが使う言葉によって、自らの心根は育つ」と信じています。

今日、参加した会議でも2点ほど社員に注意を促しました。詳しくは書きませんが、常々言っている「使う言葉と言葉の使い方」、「選ぶ言葉とその言葉の発し方」が重要だということです。

「言葉」には色々な「力」があります。時に言葉は”極寒での温かい毛布”になってくれます。時に言葉は”相手を傷つける切れ味鋭い刃物”になってしまうこともあります。だからこそ「使う言葉と言葉の使い方」には十分注意を払う必要があります。もちろん意図して厳しい言葉を伝えなくてはならないケースもありますが、「そこに愛があり、それを相手が感じることができるものか」が重要なのです。「愛」は相手に対するものであったり、組織に対するものであったり、地球環境に対するものであったり、不特定多数の人間に対するものであったり……

そこに愛はあるんか?

です。

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