【932】君主論に学ぶリーダー像

4/27(水)蒸し暑い1日のスタートです。

本日は甲府地区での校舎長会議に出席です。少々早めに家を発ち、買い物を頼まれていた蕎麦を「なんぶ道の駅」で買ってから甲府盆地まで来ました。いよいよ「初夏」到来といった感じで、気持ちが大変踊りますね。

ようやく「君主論」に関する書籍を読み終えました。感想は「できていることを確認できました」ということです。同時に「反論と違和感」を感じるところもありましたなぁ。まぁ、リーダーとして至極当然のことが書かれているわけですが、そこに比喩が散りばめられていたため、読みやすかったです。何かみなさんから「私へのおすすめの書籍や講演会」がありましたら教えてくださいね。

結論。リーダーは目の前の状況と将来の予測から、適切な行動を選択し(=決断)、組織・チームを成功へ導かなくてはならない。そのための適切な思考・行動を常に選択するには、学習を怠らず常に頭をフル回転させ、部下や同僚、上司とコミュニケーションを取りながら、それでいて「和して同せず」の姿勢をもって仕事に臨むべき。時には冷徹な判断も当然必要で、皆に好かれようとする人間、嫌われることを恐れる人間にはリーダーなんてものは務まるわけはない。決断したら最後、成功・勝利を収めるために腹を括って徹底して現場(戦場)で自らも戦うべし。

端的にまとめればそんな内容でした。よいリーダーとしてそれは「当たり前だ」と思いました。まぁ、問題はその「当たり前」ができているか、否かが鍵であり、書籍では「そうできるようでなければこのご時世、リーダーは務まらない!」ということをエールを込めて言いたかったのだと思う。ただし、一部の記述に違和感をもったことも事実。どんな書籍でもすべてにおいて正しいと思えることが書かれているわけではない。「情報リテラシー」はこのような場面でも求められるのだと当たり前のことをあたらめて実感。

単純です。リーダーは完全なる孤独も楽しめる精神的強さを備え、自分の意見に皆が反対しても、正しと結論づけたこと、やると決めたことには徹底的に向き合い、前へ進める推進力と突破力がなきゃいかん。その行動の途中経過において、理解者・協力者を1人でも2人でも増やし、最終的に「成功」という果実を捥ぎ取るために必ずやり遂げるという気概がなきゃいかん。正しいと結論づけたら、やると決意したのなら、仮に多数派とは真逆の行動であったとしても、やり遂げる覚悟がなくちゃ、とてもじゃないが会社なんざぁ回せるものではないよ。

子会社の社長を3年やってみての率直な感想です。たぶんオーナー社長にはない苦労を知らず知らずに体験させてもらっているのだと思います。たいへん幸運なことは「人間としての胆力が鍛えられる立場にあり、そのような環境に身をおくことができていること」です。改めて色々な人たちに心より感謝。

最後に、上に書いた前提には「傾聴と洞察」が大事であると思います。また、「仕事のための仕事をつくり、金を垂れ流す」ようでもダメです。「地道にコツコツだれかのために」なんてキャッチフレーズが社業の根底になければ、きっとそのうち道を誤ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA