先日のこと。安西校で中3の出迎えをしておりますと、向こうから末広中学校に通うKくんが自転車でこちらへ向かってきました。反対方向からはお年寄り2人がゆっくりとした動作で歩いていきます。「大丈夫かな?」と思ったか、思わなかったかのタイミングでKくんは自転車を降り、道を逸らしてそのお年寄りが歩いてくるのを待っていました。Kくんが安西校の駐輪場に入ってきた時、「Kくん!今のは偉かったぞ!!大変いい行いだ。親の育て方もよかったのだろうな。はははっは」と伝えました。彼は少し恥ずかしそうな感じでしたが、「教室ではなかなか見ることができない彼の人間性」を目の当たりにして、とても心が温かくなったのでした。
「人間性、人格はその人間の一挙手一投足に出る」
年齢や社会的地位に関係ないのが「人間性であり人格」です。
彼の行いから、私も同じ状況であったならば、そうできる人間であろうと素直に思いました。「人としての優しさ」ですよね。その優しさは人間に対することだけではなく、動物や物に対しても同じです。
例えば、犬を散歩させている人をよく見かけますが、大変疑問に思うのは「夏の午後、滅茶苦茶暑い時間帯に犬を散歩させている人」です。犬の足の裏には肉球がありますよね。アスファルトの上を歩く時、肉球が焼肉にならないか心配になることってありませんか??
例えば、下駄箱から靴を出して履くために地面に下す時、上から「バンッ」と音がするような落とし方をする人ってたまに見かけますよね。物を大切に扱わない人にも嫌悪感を覚えることがあります。
どのような年齢、立場でも「自身の人間性、人格を磨いていく」ことはできますよね。文理学院の指導理念には「人間性を育む」という言葉が盛り込まれています。各現場で塾生の言動、一挙手一投足を褒めたり、指導・注意したりすることは、文理学院の目指す教育を実践しているということになると思います。そして、文理に通う(勤める)ことで、1人ひとりがそのような「丁寧な生き方」をしていけるといいなぁと思いますね。
文理学院の中にも、何名も「生き方のお手本」みたいな人たちがいるんですよ。私はそのような人たちからも間接的な教えを乞うて生活できています。身近に「尊敬できる生き方」を実践している人がいると、それだけで幸運ですよね。
さて、そろそろ安西校へ向かうか。中学1・2年生の出迎えと中2英語テスト対策特別授業を担当します。今日から安西校では夏期講習とは別に「塾生対象の対策授業」がスタートします!!準備は3日前に終わらせてありますので、しっかりと丁寧に指導したいと思います。