【52】VAIOの広告に共感

写真は7/1(月)日経新聞掲載のVAIOの広告です。

私はこれを読みながら㈱文理学院に入社した時から今までの16年が走馬灯のように蘇ってきて、ちょっと眼がしらが熱くなりました。辞めていく社員には色々な理由があります。私が個人的に期待していた方も上司(現在は在籍していません)のパワハラなどにより辞めていった方が何人かいます。病気を理由に社を去った大変残念な例もありますし、問題を起こしてこちらから解雇した社員もほんの数名いました。VAIOの広告と同じように、弊社でも過去に会社に対する「不平」「不満」「不信」「不安」などから離れていった方々もいます。もちろん、それ以上に文理へ入社してくる方が圧倒的に多いからこそ、この16年で校舎を17校舎新設することができ現在の「31校舎」(来年には33校舎展開となります)になっているわけですが……。『文理学院に期待や希望が持てず辞めていった社員』。私の仕事の原動力の1つが「それ」です。去っていく社員には正直興味はありません。冷たいようですが、その人たちに気を回す時間もパワーも日々仕事をしていると残されていないといったところが正直なところです。人が去っていくときに私が考えるのは「文理を信じてついてきてくれる人間」、「文理をよくしようと汗をかいてくれる人間」、「文理に期待して仲間に加わってくれる人間」に対して私が、会社ができるだけのことをしようということです。残ってがんばってくれる社員のために、知恵を出し行動することに日々一生懸命なのです。辞めていった社員のことではなく「社に在籍し、がんばってくれている社員のためにも」私の仕事があるのです。

よく耳にする「パワハラ」(上司・同僚)を理由に社を離れていったということがどの会社でもあり、弊社でも過去にほんの数例ありました。日経新聞の記事に「ダイバーシティ進化論」というコーナーがあり、ある大学の学長がこう書いていました。

社員は上司を選べない。部下は上司で天国・地獄だ。上司は労働条件の100%と言ってもいい。決して人間として偉いわけでもないのに、自分は偉いから命令することができると錯覚する人が実に多い。パワハラは一掃しなくてはならない。そのためには通報するなど勇気をもって開示すべきだ、加害者は気づかないから。

全くの同感です。一般的に加害者は「そんなつもりはない」と言います。すぐに頭を下げて謝罪すれば事なきを得る可能性があるにも関わらず「自己弁護」をし始めます。そのようなことからも「加害者には自覚がないケースが多い」と思います。「言っている中身」だけではなく「言い方そのものが問題」である場合もあります。この「ものの言い方の悪さ」に気づかないケースが本当に多いように思います。現在の文理学院ではこれら「ハラスメント」に対して大変厳しい目を向けています。特に社長である私は社内からハラスメントを一掃すべく厳しい目をもって現場を見ています。それは「真面目な社員、がんばりたいと思っている社員が気持ちよく仕事できる環境づくり」がとても大切であると理解しているからです。会社はどんどん変わっていきます。もちろんよい方向へ変えていきます。それには社員1人ひとりの意識と自覚が大切ですが、それと同時に我々経営陣が日々「その大切さ、その危うさ、その誤解」などについて現場で言い続ける努力が必要です。

繰り返しになりますが、「文理を信じてついてきてくれる人間」、「文理をよくしようと汗をかいてくれる人間」、「文理に期待して仲間に加わってくれる人間」に対して私が、会社ができるだけのことをしようと知恵を出し行動していきます。今までも、これからも。

さて。2020年を目の前にして何をやろうか、我々文理学院は!!

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