同じ学研グループでご活躍されている「イング」という学習塾があります。その「創業50周年記念誌」をいただき見ていて大変共感したことがたくさんありました。
経営理念は「みんなのイング、みんなの成長、みんなの幸福、社会への貢献」
教育観は「夢の実現・目標達成に向けて我慢強く、全力で取り組む人」を育てます。
イング講師七か条
①明るく元気、②公平さ、③ほめる
④あきらめない、きめつけない
⑤まねる、⑥勉強好き
⑦客観的に自己分析ができる
弊社の理念、私個人の考えと重なる内容が多い。これからも永く残るべき理念を兼ね備えた素晴らしい学習塾だと感じました。この理念の下で社員が十分に社の考え方や指針を理解し、一丸となって取り組んでこられたから50年もの長きにわたり大阪の教育を支えてこれたのだろうと想像します。いい刺激をいただきました。その中で、七か条の②、④、⑦はなかなか難しいことなんですが「素晴らしい教師、長年人がついてくる教師」には必ず備わっている資質であると思うのですね。私もこれを読んで襟を正したところです。
ふと、我に返ってみる。弊社ではどうなんだろう。社是や理念、スローガンといったものを各エリアの長がしっかりと部下へ伝え浸透させることができているのだろうか。そもそも上司が理解して日々の仕事で実践をし、部下に範を垂れているのだろうか??
実はここが大変悩ましいところかもしれませんね~、経営者(経営陣)は。「ま、歴史が証明するか!」とあまり考えすぎずに自身のできることをコツコツやっていこう。そう!
「最後はすべて歴史が証明するのだ」
先日、コロナ禍でなかなか行けなかった大好きなお鮨屋さんへ。色々食べましたが、その中でちょっとご紹介しておきたいものを。
焼き物は「のどぐろ」(喉黒)です。「口を開けると喉が黒い」から「のどぐろ」なんですが、アカムツというお魚の別名です。産地が日本海側だと「のどぐろ」と呼ぶことが多いようです。秋から冬が旬と言われますが、1年中獲れる魚で今回はとてもいいものが入荷したため焼き物で出してくれました。もちろん美味しかったですよ。脂も乗り甘い味わい。美味しくて「目が寄りました」(笑)。冬に高騰する理由は中3公民経済でも勉強する「需要と供給の関係」で、冬場の日本海のシケで漁獲量が減る中で、旬の魚として食べたい人が多いから高騰するということです。なんでもお勉強に繋げてみると面白いですよね。
鮪は手前が「大間産」。クロマグロ(本マグロ)は「黒いダイヤ」と呼ばれる高級魚ですが、津軽海峡の大間で獲れるものは特に値が高く、史上最高値は1本で3億3,360万円(2019年)だそうです!!(あ~、あの社長が競り落としたのだなぁ)その大間の鮪のカマの部分の握りをいただきましたが……私はその向こうに写るミナミマグロの中トロのほうが好みでした。
食べ物でもなんでも(教育サービスを含め)「高いからよい」とか「ブランドだからよい」ということでは決してないですよね。色々と試行錯誤しながら「自分にフィットしたもの」を手に入れる面白さが人生にはある!いわゆる自身にとってのリーズナブルを見つける楽しさが人生にはあるのだと改めて噛みしめた瞬間でした。
食後、デザートをいただきに日本平ホテルへ。ここでは美味しいケーキと「素晴らしい景色」を堪能できます。
哲学をもって生きているか。
そんなことを自ら振り返りながら、相手にも確認、要求しながら……。
食事で妥協は許さない……これも哲学(笑)