中原校R6-130【夏期講習日誌⑯ 未来を作るのは想像力】

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8/6(火)

【昨日の生徒さんの様子】

さて夏期講習も前半戦が終わり、後半戦に入ってきています。

夏期講習で通われている講習生の中には「勉強こんなに頑張らないといけないの~」とか「面倒くさい~」と泣き言をいう生徒さんもいます。

そこで毅然として言うのは「大変だと思うのは常日頃やっていないからですよ。これくらいやるのが当たり前になれば勉強は決して苦になりませんよ」という事です。

やらないで結果が出るのならそれは楽でいいかもしれませんが、無から有を生み出すのは神の御業で、人間は必ず備えなければなりません。結果を出している人は準備して、努力して、備えているものです。備える事により将来のトラブルを未然に防ぎ、未来の可能性を勝ち取る事が出来ると考えています。

大人ならわかるこの理屈が子どもには通じない事がよくあります。なんでか?と考えると大人は経験があるため、このままいくとどんなトラブルに合うか。どんな未来を迎えるかが想像できます。対して子供は経験がないため未来の予想がたてられない事が原因だと思います。

子どもは想像力があると言われますが、経験に縛られない分、発想の自由度は高いですが、裏付けがない分、子どもの発想は想像力というより空想力・妄想力に属していることが多いです。空想・妄想は思考に翼を付けて自由に発想する事なので、楽しいですが地に足がついていない分、計画性や実行性に乏しく現実逃避にしかなっていないケースが良くあります。1年後・3年後・5年後・10年後の自分はどうなりたいかというのが想像力を働かせるという事で、とりあえず明日の事も考えていないのは現実逃避に過ぎません。

未来を見据えた「計画」「行動」があって初めて想像力を働かせたと言われるようになります。

では、どうしたら想像力が身に着くかというと、周りの大人が将来のビジョンを伝えるしか方法がありません。「この調子で頑張れば、〇〇点取れるよ!」「この努力を継続すれば△△高校に行けるよ!」といった良いビジョンの提示と共に、「このままだと次のテストは□□点以下だよ」「現状のままでは▲▲高校にはいけないよ」といった現実を見て最悪を想定したビジョンを提示し、自分の現状を理解するように働きかけます。

周りの大人が刺激を与えて初めて子供は想像力を働かせます。刺激のない環境では子供の想像力は刺激されず、良い未来も悪い未来も想定できず、その日暮らしの行動をとるようになります。

この夏期講習を生徒さんに想像力を働かせるきっかけにしていきます。

 

今週末8/11(日)・8/12(月)             中3学調特訓               場所:豊田校                    時間:9:00スタート19:00終了           持ち物:筆記用具・スリッパ・飲み物・夏期テキスト               ※詳細はしおりを配布するのでご確認下さい。                 ※両日ともに中原校は完全クローズになります。