9月新入塾生「9月授業料半額キャンペーン」
ホームページ記事 https://www.bunrigakuin.com/05september2022.php
8/17(水)新聞折込広告 https://www.bunrigakuin.com/info/?p=1887
9/9(金)申し込み受付締め切りです!
8/18(木)です。雨から一転、午後は青空が広がり蒸し暑い静岡市です。
昨日は都留市の「耕雲院」さんで2時間半もお話をしてしまいました。
河口副住職との意見交換はいつも楽しく、ついつい長話となってしまいます。今回も子ども食堂のことはもちろん、都留市について、NPOについて、教育についてなど会話は多岐に渡りました。お話を聴いた中で特に印象的だったのは「五観の偈」(ごかんのげ)のお話です。禅宗である曹洞宗。その教えで、食事の前に唱えるお言葉だそうです。
一つには功(こう)の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量る
目の前の食べ物は、どのような苦労と人手をかけてこの食膳に上がったのか、よく考え感謝して食べましょう。
二つには己が徳行の全缺(ぜんけつ)を忖(はか)って供に應(おう)ず
目の前の食事をいただけるほど日々努力精進しているか反省をしましょう。
三つには心(しん)を防ぎ過を離(はなる)ることは貧等(とんとう)を宗す
空腹は心を乱し過ちを犯しがちになるものだが、美味しいからたくさん食べ、嫌いだから食べないなんてことがあってはならない
四つには正に良薬を事とするは形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり
食事とは薬を頂くのと同じで命が絶えないようにいただくものである
五つに成道(じょうどう)の為の故(ゆえ)に今此(いまこ)の食(じき)を受く
自分自身の本分を全うし、よりよい人間として素晴らしく生き続けるためにこの食事をいただきます
以上が「五観の偈」というそうです。その中で、子ども食堂に参加する子どもたちに繰り返し伝えているのは「功(こう)の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量る」 (目の前の食べ物は、どのような苦労と人手をかけてこの食膳に上がったのか、よく考え感謝して食べましょう)だそうで、大変すばらしい教えであると思いました。
個人的に反省。
そんなことを考えて食べることなくここまで来てしまったと。
「SDGsの日」感想・意見文⑥
甲府市のある校舎から送ってもらった文です。自身の経験を踏まえて書かれている文章で、講演内容をしっかりと受け止めてくれていると感じる素晴らしいものです。
講演の中ではLGBTQに関しても少し触れさせてもらいました。感想・意見文ではその内容にも触れて書いてくれています。私はLGBTQに関して理解を示しますし、そもそも世界の潮流として性的マイノリティを理解しようとする動きが高まっていますよね。一例で書けば、日本では同性同士の正式な婚姻は認められていませんが、2015年以降「パートナーシップ制度」などでLGBTQに対する理解を明確に示す自治体も数多く出てきています。2020年までの統計ではこのような制度を70弱の自治体が導入し、その下で1,500組がパートナーとして認められています。静岡県では今年4月に静岡市で「パートナーシップ宣誓制度」が導入されました。その他、富士市、浜松市、湖西市の4市が導入済みです。山梨県では甲州市のみで導入されています。残念ながら両県ともに世界の潮流からは遅れをとっていますね。そうそう、大変残念なことを思い出しました。2か月前に「神道政治連盟国会議員懇談会」で配布された資料。そこには「同性愛は心の問題で後天的な精神障害である」など、LGBTQに対する差別的内容が書かれていたことです。また、国会議員の中にはちょっと可笑しな人もいて「LGBTは生産性がない」とか「男女平等は妄想」だとか、世界の潮流とは逆行している時代遅れの輩もいらっしゃいます。「なぜ日本の国力がここまで落ちているか。それは旧態依然とした体質の政治家がまだまだ多いからだ」と言わざるを得ないわけです。
今日の1曲㊷
ボブ・ディラン
8月ですから、そしていまだにロシアがウクライナへ戦争をふっかけているから、今回は「反戦歌」を。ボブ・ディランの「Blowin’ in the Wind」(風に吹かれて)を紹介します。
How many times must the cannon balls fly
Before they’re forever banned?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind
どれだけの砲弾が飛び交えば、撃つことを止めることができるのだろう?友よ、その答えは風に吹かれている。「答え」は風に吹かれている。
気になったら聴いてみてくださいね。