12/6(日)晴れ。入社面談などのお仕事に来ました。
コロナ禍、緊急事態宣言が出ても「学校に休校措置を求めない」といった文科相の言葉を裏付ける資料を目にしました。「学校内での感染率は非常に低い」というデータでした。それを見ながら「塾・予備校だと尚更だな」と。塾・予備校では①徹底した消毒・換気など対策を講じている、②生徒は黒板のほうを向き基本的に大声で話す機会はない、③生徒・教師もマスク着用は絶対、などを考えると学校を含めた教育の場では蔓延しにくいのだろうと思う。もちろん、気を引き締めて引き続き対応をしなくてはならないのは当然であるが。
同時に「感染者への誹謗中傷」に関する報道を目にした。静岡県知事がしきりに、そのようなことの無いようお願いをしていたが、それは当然のことである。感染した人が全員、感染して当たり前の行動を取っているわけではない。予防していても感染経路がまったくわからないといったことも普通にあるのだ。そもそも、いつから「誹謗中傷大好き国民」に日本人は成り下がったのか??「日本人気質」はどこへやら??弱者にやさしい人間性が日本人の特長ではなかったか???(私の周囲の人間がそうだから、そう思っているのか??)もちろん、世の中には言われて当然の企業や人間は存在すると思うが、病気にかかったり、感染症に見舞われたりした人に対して誹謗中傷を浴びせる感覚がわしにゃ~わからん!!文理学院の関係者(社員、塾生、保護者、業者など)にはそのような冷たい心と人間性をもった輩がいないことを願う。
さて、話は変わって……持論を。
極論として書きます。塾のお仕事、その中でも集団指導は基本的に①黒板、②チョーク、③生徒の机と椅子さえ揃えれば授業ができます。テキストがなくても問題はその場で作れるし、その問題を黒板に書いたり、ノートを取らせたり、口頭試問をしたりで済んでしまいます。個別指導であればなおさらで「ペン1本」あれば事足りるでしょう。では、塾のお仕事では何が商品か??それは「教師そのもの」です。文理学院が「人材育成」に力を注いでいるのもそれが理由です。
弊社はなるべく経費をかけずに経営することを長年実践してきました。例えば、設備投資をして新しい商品を開発するとなれば資金が必要になります。その資金はどこから??金融機関から借り入れをしたり、内部留保があればそれを切り崩したりといったこともできますが……最終的に、ストレートに書けば「保護者の皆さんに負担してもらう」……つまり「授業料や諸経費などを上げる」ということになるのです。資金のかかる新商品開発とは逆に「指導力のある教師陣が、結果を出せる指導をし、その結果で集客できている」のであれば保護者の皆様に多大なご負担をかける必要もないのです。
SDGsの4.「質の高い教育をみんなに」の観点からも、なるべく高い費用を支払わずに、学力のつく授業や進路指導を受けられるほうが幸せでしょう。弊社の進める教育の根底には「経費を抑え、授業料や諸経費をなるべく上げずに、多くの生徒たちに教育を施したい」という理念があります。これは創業時からの変わらぬ理念です。
教育業界ではコロナ禍もあって色々な商品が飛び交いつつありますが、そこは保護者・生徒の皆さんは賢い頭と冷静な目をもって「学習塾に何を求めているのか?」、「必要に感じないものに無駄にお金を支払っていないか?」などをこの冬から春にかけて考えていただきたいと思います。
上記のように書きながらも、弊社も「必要な商品、新たな商品の研究開発」をしています。それらが本当に塾生・保護者のためになるか……の確信が得られ、社内でも共有できたら導入していくことになるでしょうが、まだまだ道半ばです。大切なことは「塾生・保護者のためになるのか??」です。
冬期講習生募集中!!
一緒に「学習意欲に燃える冬」にしよう!!そして2021年の好スタートを一緒に切ろう!!