興味関心をもつこと

こんにちは。鎌矢です。

興味関心、ありますか?なんと漠然とした質問なんでしょう。やりたいこととか知りたいことって尽きないけれど、いざ今何に関心あるかって言われると、ちょっと答えづらいですよね。今日は小中の先生と話したそんな興味へのお話を。

私は、大学が物理と化学が主体の学部で、そこで電子レンジの原理を学びました。波の波長…みたいなのは難しいので話は省きますが、光が水を温めるからです。電子レンジが食べ物を温められる、ということは知っていましたが、今ふと思うと、なぜ温められるかは疑問に思ったことがありませんでした。ただ、光で何かが温かくなるのは、日光を浴びたことがあればわかります。ですがそうすると、お皿の淵はそんなに温まらないのに、中央の食べ物だけがしっかり温まるのは不思議…と次の疑問が出てきます。大学に行かなくても、考えれば興味や関心、疑問が湧くチャンスがあるものだなぁと急に考えてしまいました。

そのような話を小中の先生としているときに「私も急にふと湧いた疑問ありますよ」という話が。「ホコリってなんで灰色なんだろう、みたいな」…掃除したら出てくる埃は、確かに灰色。服の繊維が主なら、白も黒も赤も緑も出てくるはずだけど、確かに白い埃は見たことがない。気になりだすと止まりませんね、こういうのは。じゃあさっそく調べてみましょう。なになに…「いろいろな色が混ざって灰色に見える」とのこと。この現象、「」という名前がついていて、複数の色が並んでいると、あたかもその色が混ざったかのような色として見える、というものです。…これ、漫画で使われる「トーン」と同じっぽい?「トーン」は、漫画で灰色を表現するときに使われるものです。黒い点をぽつぽつと規則正しく打つと、それが「」によって灰色に見えます。おお、関心が別のものに進み始めた…

そんな話をしながら、このような疑問が生まれてくることに、脱帽してしまいました。思いつくって、すごいですよね。誰でも疑問に思うことができるし、その理由もちょっと知ってみたい、そんな疑問。現実ってそんな知らないこと、疑問に思えること、興味関心が止まらなくなるものがたくさんあるのだな、と何時しかの幼いころ感じた気持ちを反芻しました。

そんな昼下がりの職員室での、小中の国語社会の先生との話でした。我理系、現世への興味関心薄すぎ…?

◎4月26日(土)SDGs清掃活動

13:00~14:00