こんにちは。二度目まして。鎌矢です。
私の住む甲府はもう春を忘れた気温をしています。もうあつあつです。まだまださらに上がるってんだからもうもう。この蒸し暑さ、我らが甲府盆地のなす業です。地理の史料集には盆地の例として載り、私の中学の校歌の歌詞が「夏は炎熱、冬寒く」となるほどの盆地です。こんな盆地からはおさらばしたい、と考えたのは私の大学入試のときです。
私の進学先は山口大学の工学部です。校舎は海沿いにある小さな山の上にあります。二次試験の会場だったのでそのとき、山に囲まれず、目の前に広がる海と水平線の景色に「ようやく盆地から出たのだな」と感じました。
…であったのですが、一年目は全学科共通の校舎、二年目からは工学部用の校舎に移るようで、最初は共通用の「山口県山口市吉田」にある校舎でした。吉田…?俺はまたも吉田に…?こちらの校舎は山口市、県の中央あたりの山の中にあります。ここはちょうど、山口盆地と呼ばれる地形であり…また盆地じゃねーか!なんか蒸し暑いなと思ったわ!
結局、盆地から逃れるのは一年ほど先送りになった、そんな受験でした。山梨の吉田は、山口の吉田より夏が涼しいといいな…