中島校舎 高等部 土曜の人 加藤です。
地元では昨日の夜雪が降りまして、今日の出勤が非常に憂鬱でしたが、結構雪も溶けて走りやすい道でした。…と、いうことは夜は凍るなぁというのはおいて置き。今週の山梨の寒さが尋常でない中、富士地区は結構いつも通りで安心しています。地元と比べて常に5度は高いので、とっても過ごしやすい。
ただ、そこに住む人にとっては寒い物は寒いんですよね。いつもと違うから。日常と異なるからこそ、余計に印象に残る。記憶に残ります。「昨日は寒かったねぇ」とか、「先週はつらかったねぇ」と思い出せます。
これを使って暗記なんかをするときは、印象づけって大事だよ、とそれこそ小学生、中学生のころから言われてきていると思います。たしかに大事。「覚えていること」自体に価値があるから、とにかく頭に印象を残す。無理やり知り合い、友達の名前にこじつけたり、身近に起きた出来事に結び付けたり。
無理やり覚えることは大事ですが、高校生の暗記は限界があります。理科でも、化学ひとつとっても一つの用語を説明するために他の用語が飛び出して、ぐちゃぐちゃになっちゃう。中島校では伴野先生がよくSCIENCE IS ELEGANTで化学に登場する物質、現象、法則などまとめてくれていますが、見ての通り知識量が膨大。
もちろん全てを覚える必要はないです。僕自身”伴野先生のブログを見て初めて知った”ことは多いですしね。でも、おさえるべき知識は確実にあります。
印象に残す、興味を持つ、勉強の助けになるこれらの要素を「使ったら楽になる」ではなく、「使わないと無理!」のランクにあげているのが大学入試です。僕らも少しでも興味がわくよう授業はします、ネットに数多ある学習系の動画も、すべて、その興味をもってもらう工夫をしています。知識のとっかかりとして、「興味」ほどつよい物はないです。…習い事とか、まさにこれではないでしょうか?スポーツクラブ、部活もそう。興味があるから関心が生まれ、意欲につながる。
これが勉強になった途端に「全く別の物」と捉えてしまうことがひじょ~にもったいない。同じ同じ。同じだからこそ自分の学校での、塾での授業の受け方、いちど見直してみませんか?特に今は各高校で定期試験が控える時期。勉強に意識が向いている時期だと思います。「問題をただ解くための知識」を少しアップデートして、受験生として備えてみてほしいなぁと思います。