先日の土曜日は、第3回漢字検定がありました。
塾生や県東部地区の学研教室、一般参加の生徒さんが何人も受験にいらっしゃいました。
神も分かる、父も分かる、神父が分からない
検定モノのメリットは、その生徒さんに応じても受験の目的を変えることができるということですね。
漢字検定ならば、当該学年の既習漢字のまとめとして、漢字学習の先取りの手段として、私立高校受験の内申点加点の手段として、などなど。
漢字は表意文字ですから、図形的に漢字を書けるようにしたところでほとんど意味はなく、漢字の意味を理解した上で、熟語として理解して覚えた段階では初めて意味のあるものとなります。
先日、大型書店での立ち読み中に漢検の問題集をパラパラ見ていたのですが、8級の問題に「神父」を書かせるものがありました。
「神」は小3で、「父」は2年生で習うので、小3終了相当の8級の例題で「神父」があるわけです。
「神」という意味は(宗教的や哲学的な理解はさておき)、小3ならば何となく分かると思います。
「父」という意味は(生物学的や法律的な理解はさておき)、小3ならばほぼ分かると思います。
ではそれを組み合わせた「神父」の意味を小3が理解することは決して容易ではないと感じます。
こういうところで、ただ「書いて覚えなさい!」とばかりに習得させるのか、
保護者と子どもとのコミュニケーションとして、その意味を子どもと話しながら理解させるのか、
国語力の土台になる語彙力の養成という面から考えるとどちらの方が子どもによって良いのかは明白です。
神父の場合では辞書的な意味にまで言及する必要はないと思いますが、こうやって子どもの語彙力を伸ばすきっかけとして漢字検定はものすごく良いツールであると強く感じています。
国語力を伸ばす土台は漢検よりも深いところで作られる、という信念が私にはありますが、それもあいまって漢検の問題をきっかけとして生徒の皆さんには語彙力を少しでも多くつけてほしいと願っています。
手に取る大切さ
子どもの所用の付き添いで、先日の日曜日は川崎まで行ってきました。
子どもが所用から解放されるまで4時間半もの時間があったので、近くにある大型書店へ足を運びました。
仕事柄、教育や学習参考書のコーナーに立ち寄るのですが、普段は目にしない学習参考書類がたくさんあり、次々と中身を確認してしまいました。(上の漢検の話もこの時の立ち読みです)
アナログ世代なのか、商品を選ぶ時はやはり実際に手に取って中身を確認しなければ気が済まないところがあります。
その意味で、静岡県東部には大型書店がないことが非常に残念です。
当初の予定ではWi-Fiのある場所で仕事をしようと計画していましたが、数冊の書籍を買った上に学習参考書関係以外のコーナーにも居続けて、結局子どものお迎えまで4時間半まるっとその書店で立ち読みをしてしまいました。
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