【豊田】蚊 人 蛇【高等部】

こんにちは。豊田校舎の千葉です。

今日の静岡市は、暖かくを通り越して汗ばむ陽気でした。高校1年生は部活動も本格的に始まり、体力的につらい時期です。5月・6月と夏を迎えるにつれて、体が慣れていきますのでここは踏ん張り所です。それでも無理はせず、苦しくなったらいつでも文理に相談してください。

先日、4月にもかかわらず、蚊に刺されて驚きました。蚊はWHOによって「世界で最も人間を死に追い込んでいる生物」として危険視されています。マラリヤやデング熱やジカ熱の媒体となり、年間で100万人以上の人々が蚊を媒体とした病気によって命を落としているという統計もあります。

このやっかいな蚊による病気の蔓延を防ぐ方法としては、殺虫剤の大規模散布があります。しかし、農作物の受粉を通して人間の役に立っているハチなどの益虫の数も減少させてしまいます。また、生態系全体への影響も測り切れないものがあります。

そこで、遺伝子組み換えによる蚊の個体数抑制が考えられました。成虫になるまでに死滅するという遺伝子を組み込んだ蚊を自然に放つというものです。すでにアメリカでは実証実験が行われており、一定の効果が得られたそうです。またアメリカ環境省によってフロリダとカリフォルニアで数億匹という単位で、より大規模な実施が認可されています。

もちろん生態系への影響はまだ不明な点も多く、地元の住民や環境保護団体からは反対の意見もあります。地球温暖化によって蚊の生息できる範囲が広がっているなかで、どういった手を打つべきか議論、検証、観察を重ねていくことが必要になると思います。

ここまで、かなり専門的な内容を書きましたが、大学入試の英文はこういった内容を取り扱います。大学のランクにもよりますが、ある程度専門的な内容であっても英文を読み解く力が必要になります。ちなみにタイトルは上記のランキングの1位・2位・3位です。

文理学院豊田校高等部

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