宇宙へ旅立つ千羽鶴、みたいな…?

こんにちは。鎌矢です。

冬期講習真っ只中です。もう折り返しのタイミング、という話は前回のブログで書きましたね。

その日の帰り道、「折る」という単語に妙な懐かしさを感じていたのですが、思い出しました。折り紙のことです。折り紙の話を、大学時代に聞いたな、という思い出です。

折り紙を最後に触ったのは中学生くらいでしょうか、千羽鶴をクラスで協力して折ったのがたぶん最後です。そんな折り紙ですが、大学の数学の授業で教授が小話をしてくれたのを覚えています。「折り紙の研究をしているところがある。NASAだ」と。NASAと言えば、あの有名な宇宙開発をしているところです。そのNASAが折り紙の研究をしているというのです。日本文化を宇宙開発の最先端が…?どう役に立っているのかといえば、太陽光パネルなどです。宇宙衛星の基本エネルギー源の太陽光発電、そのソーラーパネルは、当然太陽に向いている面積を確保する必要があります。ですが、衛星を宇宙へ飛ばす過程では、収納した状態であり、宇宙へ上がったのちに展開します。この「収納」と「展開」、このプロセスに折り紙の研究が用いられているそうなのです。収納時は小さく、どう曲げればコンパクトに収納できるか、どう展開できればスムーズに展開できるか。折り紙でもわかるように、単純に半分半分とたたむと、曲げた部分が膨らんでしまいます。では鶴を折るようなあのひし形的な形なら細長くなるのでは…と。たたんで開くを繰り返す平面の板をどの形で作るかの研究に使われるらしいのですね。不思議な話もあったものですね。

日本の土地固有の文化と思っていましたが、まさか世界に羽ばたく技術として見られるとは…と、NASAの応用力に驚く、そんな話でした。直接何かにつながるわけでもない雑学も、知ることでこそ応用することができますので、みなさんも、好き嫌いなく雑学を取り入れれてくれれば…なんて。