富士吉田校舎 限界はだれが決めるのか

こんにちは、富士吉田校舎です。

いつの間にか富士山は雪景色となり、寒さが一段と厳しくなってきました。家にいるときはエアコンが精いっぱい暖かくしてくれたお部屋でぬくぬくしています。エアコンというものは素晴らしいですね!!!!
『人間は一度上げた生活水準を下げることはできない』とよく聞きますが、動物園に住んで野生を忘れた生き物のように道産子の私も、もうエアコンがない生活にもう戻れそうにありません。

さて突然ですが、みなさん「ノミの実験」というお話はご存じでしょうか?
有名なお話なので知っている人、聞いたことがある人もいると思います。
(ちなみにノミというのはちっっちゃいあの虫のことです。)

ノミというのは通常2mの高さまでジャンプすることができるのですが、高さ50cmほどの箱を被せた後何度も飛び跳ねた結果自分の飛べる限界は50cmであると勘違いし、箱をどかしても50cmしか飛ばなくなるというものです。

これはノミのお話ですが、人間にも当てはまる部分があると感じます。
一度限界を作ってしまうとそれが自分の限界だと思い込んでしまって本来行けるはずだったかもしれない領域へ到達することが困難になってしまうのです。
これを読んでいるみなさんも自分の限界はここかもしれない…と決めつけてしまってはいないですか?
もしかしたら自分が限界だと思っていたそのラインは本来は限界ではないのかも….しれませんね。

この話はしばしば学校の集会などで「だからこそ一度最初に掲げた志望校はギリギリまで諦めるな」と話をされることが多いです。実際私自身も高校生の頃、学年主任の先生からこのお話を聞きました。一方で多くのノミの法則の話はここで終っているのではないかなと思います。

では、50cmしか飛べなくなってしまったノミはその後も50cmしか飛べないのでしょうか?
実は、2mの高さまで飛ぶことができるようになるのです。
本来の高さまで飛ぶようになるその方法とは….

ノミの他の仲間が2mの高さまで飛んでいる姿を見せることだそうです。

つまるところ他の仲間が、2m飛んでいると自分も飛べるのでは?と思い、2m飛べるように復活するわけです。
簡単に言うと環境が大事というわけです。

これを勉強に置き換えてみると…
競い合えるライバルや、目標とする人勉強を頑張る仲間がいる環境に身を置くことで、自分が引いていたラインの限界を超えることができる可能性があるということです。当然自分が決めた限界を超えるにはただその環境に身を置くだけでは越えられません。自分は何をすべきか目的を持って学習をする必要があります。さらに、ヒトというのは周囲から影響を大きく受けてしまう生き物です。そのためこのような環境は、勉強を続けていくモチベーションにも大きく関わってきます。

ところで学生のみなさん。競い合えるようなライバル、勉強を頑張る仲間がいる環境…これらは自分の身近にありますか?

もし、ないと思った方はこれを機に探してみるのもいいかもしれませんね。
意外と身近にある…かもしれませんよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーお知らせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日12月15日(日)は吉高理数科判定模試があります。
当日は学校指定の制服またはそれに準ずる服装となりますので注意してください。
会場は富士吉田校舎になりますので、当日急遽遅刻・欠席等される場合には富士吉田校舎
0555-22-8100)までご連絡ください。