定義は大切!

皆さん,こんにちは!
山城校 元木です。

最近は気温が下がり,体調を崩す生徒さんがちらほら現れました。
高校2年生は修学旅行,3年生は受験が控えているので,ぜひ体調管理には気を付けてくださいませ。

さて,甲府市の高校では定期試験が終わって1、2週間ほど経過しました。
テストで間違えた問題の解き直しはすでに終わっていますよね??
終わっていない人がいたら,必ずやり直しをしておきましょう!
わからない問題をわからないままにすると,後々大変な目にあってしまいますからね……。

先日,各学校の試験問題を一通り眺めているときに,このような問題を見つけました。
『「見かけが全く同じ2つのさいころを同時に投げるとき,同じ目が出るか,目の積が6以上になる確率を求めよ。」という問題を解いた生徒の解答用紙を見て,見落としている考え方を指摘せよ。』
この問題では,さいころの目を区別せずに確率を求めている点を指摘できれば正解になっていました。
”同様に確からしい” の定義とは何か,しっかりと理解できているか把握するための良い問題だと思いました。

私が大学4年生のときに所属していた研究室の担当の数学教授の方から,「わからないことがあれば定義に戻れ!」とよく言われていました。
定義をおさらいすることで,定義で見落としていたことや定義の理解が不十分であることを知ることができました。
また近年,大学入試問題で「〇〇の定義とは何か」を問う問題が出題されることがあります。
ぜひ数学を勉強する際に,まずは定義を完璧に頭に入れていただければと思います。