ヘリウム
語源:ギリシア神話の太陽神「ヘリオス」に由来
原子量:4.0026 融点:-272.2 ℃ 沸点:-268.934 ℃
ネオン
語源:ギリシア語の「新しい」に由来
原子量:20.1797 融点:-248.67 ℃ 沸点:-246.05 ℃
アルゴン
語源:ギリシア語の「働かないもの」に由来
原子量:39.948 融点:-189.3 ℃ 沸点:-185.8 ℃
クリプトン
語源:ギリシア語の「隠されたもの」に由来
原子量:83.798 融点:-156.66 ℃ 沸点:-152.3 ℃
キセノン
語源:ギリシア語の「外来者・異種族」に由来
原子量:131.293 融点:-111.9 ℃ 沸点:-107.1 ℃
ラドン
語源:ラジウムの崩壊によって発生するため、ラジウムに由来
原子量:222 融点:-71 ℃ 沸点:-61.8 ℃
太陽神・新しいもの・怠惰なもの・隠されたもの・異端者を語源にもつこれらの元素たちは、ただ1つで完結している。つまり、単体の分子を形成するときも1つの原子のみで存在できる。さらには、その安定性ゆえに、基本的には何とも反応しない元素である。もとは、「希ガス」という名前が付けられていたが、アルゴンはこの空気中に約1%の割合存在する。これは、地球温暖化の原因として注目されている二酸化炭素の約0.04%と比べてもはるかに多く、「希」ではない為、高貴なという意味で「貴」と変更された。
赤駒
貴ガスは基本的には反応しない為、不活性ガスとして利用されます。例えば、科学実験を行うとき、作り出す化学物質の反応性が高く、空気中で実験を行うとすぐに反応して分解してしまう場合がある。こんな時は、ヘリウムを充填させた容器内で反応させるとことによって反応することを防いでいる。また、電球内にクリプトンを充填させたクリプトン電球では、光を出しているフィラメントが燃えてしまわないように保護する役割も担っている。
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文理学院吉原校 理系担当 伴野