こんにちは、富士宮駅南校理系担当の伴野です。皆さんは「ロジャー・バニスター効果」というのをご存じでしょうか。ロジャー・バニスター効果とは、不可能と思われていたことでも誰かが達成すると、自分にも「実現可能な目標」となり、それまで達成できなかったものも、達成できるようになるという現象です。
この現象の由来となったのは、1954年にオックスフォード大学の学生であったロジャー・バニスター選手が、1マイル走(およそ1600 m)で初めて4分を切ったことです。それまで、1マイル走で人類が4分を切ることは不可能であると言われていました。事実、当時の1マイル走の世界記録は4分1秒で、この1秒を記録するにも約30年の月日が必要でした。しかし、バニスター選手はトレーニングに科学的な手法を持ち込み、自分のコンディションを科学的に分析して記録を達成しました。
この話のすごいところは、それまで世界記録を更新するのに30年という時間を要していたにも関わらず、バニスター選手が4分の壁を打ち破った46日後には別の選手が新記録をマークし、さらに1年間で23人もの選手が4分を切る記録を打ち立てました。
赤駒
限界というものは自分や周りの人が勝手に思い込んでいる「無理だよ…」が作り上げているものなのかもしれません。故に、「無理」「だめだ」といった負の感情を持たず、自分はできるというポジティブな感情を持つことによって限界を突破することが可能です。
しかし、バニスター選手がそうであるように、そこには「正しい努力」が必要です。バニスター選手は科学的なトレーニングを行い、科学的な分析を行いました。ただ闇雲に走っていたわけではありません。勉強も同じくです。今行なっている勉強は自分に合っていますか?自分の強みや弱点を正しく分析できているでしょうか?結果が出ていない、勉強法が分からない、という人は是非、文理学院にお越しください。お待ちしております。
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