富士吉田校 ラーニングピラミッド

こんにちは。富士吉田校の高根です。

昨日は中学生の授業がお休みでしたが、多くの吉中生が自習室を利用してくれました!

テスト前には合唱コンクールもあるようで、練習の真っ最中のようですが、しっかりと勉強も進めていきましょうね!

さて、皆さんは普段どのようにテスト勉強を行っていますか?

テスト勉強といえばワークを繰り返し解くというのも一つの手ですが、これだけというのも心許ないですよね。

教科書を読み返したり、ノートをまとめ直したりというのも一つの手でしょうか?

人それぞれ実践している勉強方法があると思いますが、勉強方法が分からない、勉強方法に行き詰っているという生徒の皆さんはラーニングピラミッドを意識してみると良いかもしれません!

ラーニングピラミッドとは、勉強方法による知識の定着率を表すもので、7段階に勉強方法が分かれています。

詳しくは各自調べてみてほしいですが、一番効果が低いとされているのが、「講義を受ける」です。いわゆる授業を聞くという勉強ですが、その場では納得できても、それだけではその後の定着は見込みにくいです。どのくらい積極的に授業を受けるかにもよると思いますが、座って聞いているだけではうまく覚えることはできません。

その次に効果が薄いのは、「読書」です。勉強で言えば、教科書を読むだけの勉強もあまりオススメできないと言えます。これも知識を詰め込むインプットの作業で、これだけでは問題を解けるようになりません。

同じ理由で、教科書をノートに写したり、まとめ直したりするのも一見効果的に思えても、ただ字を写すだけの作業に陥りやすく、知識が定着していない恐れがあります。

これまで上記のような勉強に時間を多く費やしていた生徒は要注意です!

では、知識の定着率の高い勉強法は何だと思いますか?

それは、「他人に教える」だとされています。つまり、先生たちが普段皆さんに授業をしているように、皆さんも誰かに教えることで知識はより定着していきます。

教えるためには当然自分の頭の中で知識が定着していないといけません。また、単語レベルではなく文章として知識が整理されていないと、他人にわかりやすく伝えることは困難です。もちろん、間違えたことを教えるわけにはいきませんので細かいところまで正確に覚えようとします。時には、相手からの質問もあると思うので、臨機応変に知識を引き出し的確な回答をする必要があります。

このように、他人に説明しようとするとき、ただ聞いて覚える・見て覚えるよりしっかりと知識を覚えようとします。必ずしも本当に他人に教える必要はなく、他人に教えるとしたらどう説明しようか頭の中でイメージしたり、人のいない場所で実際に声に出したりするだけでも、効果は違います。

また、私が実際に中学生の時に実践していた勉強法として、自分で問題を作ってみるという方法もあります。ワークの問題では問われ方に限りがありますが、教科書などを読んでこういった問題も作れるのではないかと考えることで、知識の定着にも繋がりますし、いざ本番ワークとは違う聞かれ方をしても、対応しやすくなります。

人それぞれ勉強方法に向き不向きがあるので、全員にフィットするものではないかもしれませんが、能動的に自ら考え手を動かす勉強を取り入れてみるというのを意識してみてください!


お知らせです。

来週10月14日(月)は小学生の国算の授業はございません。(JESの授業の有無は別途担当の先生にご確認ください。)

吉田中学校・湖南中学校の生徒の皆さんはテスト一週間前に当たるため、対策授業がございます。予定表をご確認の上、該当する時間に授業にご参加ください。