長泉校舎#227 何かを手に入れるために

夜が長くなり露が冷たく感じられる寒露となりました。空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日々が続く私の一番好きな季節です。

長泉校では10月21日(月)~26日(土)で秋の無料体験授業受付中

教室や授業の雰囲気を体験できる絶好のチャンスです。小学生は国語算数の授業を小4は1日、小5・6は2日間体験できます。中学生は5教科の授業を3日間体験できます。詳しい日程などお問い合わせは電話(055-943-5180)または下のバナーより受け付けております。

秋の無料体験授業のお知らせ(静岡県21校舎) | 文理学院のお知らせ (bunrigakuin.com)

秋の夜は長く

この仕事をしていて10年近くたちました。最初の頃は生徒の皆さんが第一志望に受かることだけしか考えていなかったため、課題をやり忘れた生徒がいたら自宅まで取りに行くことがありました。受験は戦場だと自分が中学受験を経験した際に思ったのがきっかけです。負けたら終わり。自分がというより、家族とか今まで支えてくれた人のなにかがなくなる予感…

自分が年齢を重ねて、経験を積むたびに今までのやり方ではだめだと思ったのはかなり最近のことです。今では社会に出て上手に生きてほしい、きちんとした大人になってほしいというのも願うばかりです。広く浅くの部分、また何かに精通している部分を同時に持つことが大事なのでしょう。

少し違う世界へ

少し前ですが、久しぶりに海外へ行ってきました。この前行ったのは2019年に行ったイタリア、スペイン、チェコ、キューバ以来なので実に5年ぶりとなります。パスポートは昔に国際学会に行っていたころに埋まってしまったので増補し2冊目、コロナ禍明けの初の海外でした。

半年前に知人の結婚式に呼ばれましたが、仕事を休むのもと思い行けずにいました。今回はお祝いをするという目的で台北へ。結果として街歩きや温泉巡りが楽しかった…知人も幸せそうで何より。飛行機にて羽田から3時間程度で着くので沖縄とほぼ変わらず、機内食もおいしかったため大変満足のいくフライトでした。そこら中にあるファミリーマートと少し間違っている日本語が書いてある異国なのかよくわからない異世界転生したような気分で街歩きができて本当に楽しい街だなと思いました。

夜ご飯は松屋やモスバーガー、サイゼリヤで悩んでいましたが、よくわからないお店に行って冒険しました。長泉校の皆さんには昔中国の食事で大変な思いをしたこともあることは話しましたので若干の不安がありましたが、これも勝負です。漢字の商品名から推測し結果おいしいものを引き当てると感動がありました。今回は地元の人にもお勧めしてもらったので大丈夫でしょう。

22時を過ぎても雑貨屋さんなども開いていて、ずいぶん活気がありました。夜までやって初めて儲けが出るんだというおばあちゃんがいたので、お土産とはいいがたいものを購入し、翌日は温泉に行ってそのまま帰宅。亜熱帯にある草津温泉よりpHが低い不思議な温泉につかっていたら、カメラが壊れました。飛行機までの時間が無くなり、日本の半額程度のタクシーに乗って空港へ急ぎ、飛行機へ飛び乗ります。何もお土産を買わずに帰ってきました。長泉校の皆さまごめんなさい。

人生に一度は海外に行くべきだと思います。日本が改めていい国だと思うか、海外が魅力的かと思うかは人それぞれです。ちなみに台北の物価は高くなかったです。タクシーや地下鉄は日本より安く、外食はチェーン店なら安いですし、1000円程度で満足な料理が食べることができます。海外初心者にもお勧めな台北へぜひ行ってみてください。

毎回価値観を捨てることや、実際何かを盗られることもあります。今回もカメラが壊れて散々な目にあいました。しかし、結果得るものがある。だから、外に向かって行動しようと思うわけです。

何かを捨てて、何かを手に入れる

秋も深まり受験までの期間を意識するこの頃、受験が初めての人にはつらいかもしれません。私はとても楽しい記憶しかないのですが、そうでない人からしか話を聞いたことがないのできっとminorityなのでしょう。受験料を払って、勉強することにもお金がかかって、苦しんで、もがいて自分の志望校合格を手に入れる。でも海外に行くと、日本よりも苦しい生活を余儀なくされて、それでも抗い続けて生きている人がいます。自分が成長していないのは、何も苦しんでいないからだと再認識できます。

この前の読売KODOMO新聞検定、400字の自由作文を眺めていました。漢字はなぜ増えないのだろうか、私はスマートフォンを見ている人が首を曲げているからこの漢字を考えましたというものがありました。スマートフォンを見て時間を浪費することで何を得ているのでしょうか。何かに向かって本当に努力しなければいけない人へ本当に必要なことは、「何かを捨てて、何かを手に入れる」なのでしょう。

「いま求められる学力」—自ら学ぶ力、思考力・判断力・表現力などを測り、その後の学習方法を提示する。それが「明日の学力診断」(あすがく)です。

あすがく

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