大学生での志願理由書

こんにちは。鎌矢です。

推薦の話が本格的に動き始め、書類作成や面接練習と戦い始めた人も多くなってきました。受験は先のこと、というイメージが崩れて、どんどん近いものになっている、そんな雰囲気ですね。私は一般入試組でしたので、書類と面接には無縁…とは、なりません。結局、大学の先には書類面接の究極、就職活動があります。

今回は、そんな就活の話を。ちょっとはずかしーですね

 

今みなさんが必死に頑張って書いている志望理由書、それの就活バージョンが「エントリーシート」です。志望大学には学びに行くために入学するので、この大学で何を学び、今後それをどうするかを書き上げるように、エントリーシートには、1会社の社員へなるために入社するので、その会社でどのように社会のための貢献をしたいのか、そのために会社へどのように貢献できるのか、記述します。なんか自分で書いてて、このあたりの話はゾクゾクしますね。

私も色々書きました。「志望動機」と「自己PR」は、当然会社ごとに合わせて書き換えるので、受ける会社の数だけ、会社の特色と自分のアピールポイントを合わせて応募しました。

 

この就活というイベント、学生が大変なイベントではありますが、当然企業も人手がかかっています。エントリーシートの確認、面接の担当、採用の決定、それぞれの仕事に従事する人がいます。採用には社長の意思も当然必要です。企業も人手が、お金がかかっています。

ここまで手間をかけたのです。企業もムダ金には終わらせません。どこまでお金をかけるのかは、どこまで優秀な人材を確保できるかに影響します。どれほど多くの採用フローを用意するかは、どれほど会社に合った人かを見極めます。小規模な募集では、コストも抑えることができる反面、優秀な学生の目に留まりづらくもなります。ですので、大企業などはより良い人材確保の為、より多くの人手が投入されます。

 

さて、採用も「タダでない」うえに「ミスマッチ」を防ぐために、人が動きます。効率良く、いい人材を確保するためには、イマイチな人を早めに切り捨てます。エントリーシート切り、というヤツですね。面接の機会もなく、そのまま不採用通知。お祈りメールです。つらいですね。

企業によっては、実はこんなものではありません。エントリーシートは、一般的に使えるもののほか、企業が作成したシートもあります。そのような企業に応募するには、企業の用意したシートを当然入手する必要があります。

 

…なになに?応募には、このサイトからシートをダウンロードする必要があると…

ふむふむ…おや、ダウンロードページに行くには、出身大学と年齢を入力する必要があるのか…

…よし、入力ができた。さて、ダウンロードを…おや?採用は終了しています?そんなバカな…だってまだ七月…

 

…これが、これこそが、かの有名な、「学歴フィルター」なるものです。そうです。出身大学の入力の時点で、すでに採用試験が始まっていたのです。一定ランク以上の大学でなければ、そもそもエントリーシートを送るチャンスさえ制限してくる、そういうことがあるのです。

私も、興味本位で見た、とある大企業のサイトでこれを目の当たりにしました。社会というもののデカさを実感しました。

 

今、志望理由書を思考をめぐらせて書き上げて、数多の修正を受けて、また練り直す…今まさに闘っている方も大勢いるでしょう。大学も、いい人材を確保するため、志望動機と自己PRを読み込んでくれます。大学は、志望理由書を読んでくれます。

よりよい志望理由書は、より良い結果を生むはずです。大変な時期ですが、相手に響く書類になるよう、がんばっていきましょう。