【唐瀬】英語を学ぶ意義【高等部】

こんにちは。唐瀬校舎の千葉です。

 

夜は風が心地よいですね。日が落ちるのもだいぶ早くなったように感じます。タイトルの「英語を学ぶ意義」ですが、最近の明るいニュース、真田広之さんの「SHOGUN」がきっかけで考えたことです。

自分は授業中、折に触れ話していることがあります。それは英語を学ぶ理由は「他者の考えを理解するため」であるということです。他者とは、自分と違う言語を話す人々、自分と違う背景を持った人々、自分と違う考えを持った人々です。英文を難しく感じる理由は、①単語や構造が難しい場合②内容が難しい場合③単語や構造、内容はわかるが同意できない場合と分類できます。①は英単語や構造把握の力、②は学術的素養を身につけることで解決していきます。そのうえで、英文に同意はできなくても理解はできるというところまで自分をもっていかなくてはいけません。そうでなければ、実感を持って読めているということにはなりません。また、採点者にこの受験生は英文を読めていると思わせるような合格解答を作ることもできません。

特に、③の理由は、英語でなくても日々生じる問題です。宗教色の強い英文や、多少極論に聞こえるような主張をした英文を読むことも大切なトレーニングです。様々な人が集まる大学という場で、広く自分と違った考えを理解できる学生は学びの機会が多く、後の人生でたくさんの成長の機会に恵まれることになります。

ここまでが、インプットの話です。真田広之さんは「ラストサムライ」の撮影時に感じたもっと日本を正しく伝えたいという思いを、20年かけて「SHOGUN」で形にしたのだと思います。そして、その完成度が世界的に評価されています。俳優という職業に限らず、「ここが引っかかる」「これを何とかしたい」という自分の意図を、他人も巻き込み形にしていくということが仕事と言えます。これがアウトプットの話です。生徒の皆さんが社会に出て、どんな仕事につくのであれ、自分一人でできることは限られています。真田さんの偉業は、言語の違い、文化の違い、考え方の違いを乗り越えて、少しずつ前に進めていきながら成し遂げられたものだと感じました。そして、やはり、それらのことは相手を正しく理解し、尊重するところから始まるのだと思います。

君たちは無限に広がる可能性

英語を学び自分の世界を広げよう!

10月入塾Be-Wing体験授業受付中です。

文理学院唐瀬校高等部

054-248-1007