富士吉田校 色は匂へど

こんにちは。富士吉田校の高根です。

オリンピックでも陸上競技が始まりましたね!世界陸上やダイヤモンドリーグで優勝経験のある女子やり投げの北口選手をはじめとして様々な競技でメダル、上位入賞の期待が掛かります。

ですが、陸上競技で今一番熱いのは高校生かもしれません。と言うのも、先月7月に男子800Mと女子800Mの従来の日本記録をいずれも現役の高校生が更新しました!!男子に関してはIH(インターハイ)という大舞台での更新、女子については2分の壁を突破し、1分台を叩き出しての記録更新となりました。

世界的に見るとまだまだ海外の選手の方が実力は上ですが、成長期にある高校生が日本記録を更新したことで、今後の世界のトップ選手との対決(勝手に思い描いているだけですが。笑)が楽しみです!

これを皮切りにもっと日本の中距離界が盛り上がってくれれば良いなとひそかに楽しみにしています^^

さて、今日から中学1・2年生は【後期】夏期講習になります!本日の教科は国数英です。【後期】は二学期の予習内容がメインで、私が担当する国語では、中学1年生は古文の「竹取物語」を、中学2年生は古文の「平家物語」を三回にわたって実施する予定です。

中学1年生にとっては、初めての古文です。初めて見る字、初めて見る言葉も多く難しいと感じてしまう単元の一つですが、一つ一つ丁寧に授業をしていこうと思います💪

そもそも現代文と古文とでは何が違うかというと、使われている言葉も違えば、背景となる世界観も今とは全く異なります。平安で言うと「貴族」の世界ですからね。

たとえば今日のブログのタイトルにもなっている「色は匂へど(いろはにおえど)」は、「いろはにほへと」を意味に合わせて発音したものですが、どういう意味かご存じですか?中学2・3年生の皆さんは授業でやったはずですが覚えているでしょうか?

ポイントは「匂へど」の部分の「にほふ(におう)」という言葉の意味。現在と同じように「香りがする」という意味でも当時から使われていたようですが、ここでは「美しく照り映える」という意味で使われています。

つまり、「いろはにほへと ちりぬるを」というのは、「(花の)色は美しく照り映えても 散ってしまうものである」という意味になります。

このように、古文では今では使われていない言葉もあれば、使われているけれど現在とは意味合いが違う言葉もあるわけです。それらの違いを学びつつ、古典の世界観に触れるのが「古文」の授業です。

「なんでこんなの習うの」「今はもう使わないのに」と古文を敬遠する生徒も少なくないですが、「温故知新」という言葉もあるように、昔のことを学ぶことで新しい発見をできることも数多く、これからの勉強や生活に活かしてほしいという目的があります。

ぜひ夏期講習を通じて古文の世界観に触れていただければと思います。

中学1・2年生の授業は19時からです!欠席される場合は事前にご連絡ください。

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