こんにちは。おひさしぶりです。ごぶさたです。(字余り季語不足)
鎌矢です。
暑いですねぇ。。。私は甲府市在住なのですが、熱もさながら湿気がマズイ。大月は幾分かマシと思えるほどに、まとわりつく暑さにまいっちゃいそうです。
皆さんも体調管理、お気をつけください。
…と注意喚起したものの、皆さんお元気なんですよね~。若さパワーと言いますか、バイタリティ溢れるといいますか・・・
なんか、こっちも負けじと元気やろうとなっちゃいますね。
ほんとうに皆さんお元気で…学生さんも…虫さんも…虫さん… 虫も元気にやっております。ほんとに増えましたね。夏って感じです。
網戸に窓に自販機に蛍光灯に、どんなとこにも虫がいますね。先日は、私の車の窓から蜂さんがこんにちは、なんてね… 車の中でとびあがっちゃいました。
なんで夏場に虫がたくさん湧くのでしょうかね。暑い時にわざわざ動かなくても…と、そんな話を考えると、大学時代に耳にした、ある話を思い出します。
「コオロギの鳴く回数を数えると、今の気温が計算できる」
私は生物を履修していなかったので、もしかしたら生物の科目では常識なのかもですが、コオロギの鳴く回数と気温で相関関係がある…?なんてあまり想像できませんでした。会場が盛り上がると声量も大きくなる、みたいな…ライブかなんかか…?
というのを調べていくと、人と虫とで異なる要素が出てくるのですね。
「恒温動物」「変温動物」という区分です。恒温は常に一定の温度を保ち、変温はその気温に合わせて体温が変わるというものです。虫は、体温と気温がほぼ同じになります。
そして体温が変わることで生じる現象の違い、それが化学反応の速度です。生物の体内で糖や酸素を用いて、エネルギーを生み出す化学反応がありますが、この化学反応は、温度が高いほど高速で進みます。つまり高い体温であれば、反応が高速で進み、短時間でより多くのエネルギーを生み出します。
今回のコオロギの話では、気温によってコオロギの体温が変わり、体温が変わればエネルギー生成速度が変わり、その生み出されるエネルギー量で、鳴く回数も変化するという流れなのです。
いやぁ…生命ってすごいっすね…
鳴く回数からの計算方法は、ネットで調べれば出てきますので気になりましたら調べてみてください。
温度が高ければ早い、というのは当然、温度が低ければその反応は遅くなります。
虫も当然、動くためにはエネルギーが必要ですが、低い体温ではそのエネルギーを全然生み出せないのですね。なので、冬に活動するというのは変温動物にはとても難しい所業なのです。ですので冬の時期には、卵の状態で待機したり、冬眠をしたり、なのですね。
夏に虫が活発になるのは、夏の熱に触発されて膨大なエネルギーが生まれ続けているからなのですね…元気なわけだ…
そんな話を聞いたのは大学の話でした。このエネルギー生成速度なんかは「アレニウスプロット」というものを調べると出てきたりします。
対数グラフ…対数というのは数Ⅱで学ぶ数の表し方ですが、対数グラフより、指数関数的な相関が確認できます。
という大学での小話。こんな生物の物理的現象を化学で調べるこの学問、科目名は当然、「生物物理化学」です。
盛りすぎ。
さて、夏期講習は今日で四日目。
明日は完全休校なので、自習室も開いておりません。
間違ってきちゃって、入り口前にて志半ばで倒れることが無いようご注意ください。
夏期講習も四日間講座の折り返し地点。
虫に負けずに熱いハートで、だけども42℃超えるとタンパク質が変性しちゃうので
ほどほどなエネルギー生成速度になる熱量でがんばっていきましょう。