長泉校舎♯182 芒種、夏の学び

梅雨入りしそうな6月中旬の晴れ間を狙って、富士山がきれいに見える伊豆半島南西部の松崎町雲見へと行ってきました。ダイビングのために何度か訪れたのある地なのですが、街を歩くことが少なかったため、夏の青空の中散策していました。

日本で4か所しか展示していないセミクジラの骨格標本が見れる「クジラ館」と古事記に登場するイワナガヒメがまつられている「雲見浅間神社」へ行きました。

雲見浅間神社は標高162mの烏帽子山の山頂に小さな本殿がありました。階段は全部で400段以上あり、さらにその後も登山道を登って頂上を目指します。低山でありながらなかなか楽しく山を登ることができました。

登り始める際にジオパークの看板を見て「山頂から富士山を見てその美しさをたたえるとよくない」ことが記されていました。30分弱かけて登り、うっそうとした木々が抜けた後だったので山頂で思わずに声に出してしまいました。

「西伊豆のきれいな海と富士山がきれい」

西伊豆の夏の海は離島のような海の色をしているため、まさに夏だなと実感できました。

離島のような海の色。奥に見える岩は火山の根である千貫門。

富士山といえば、長泉校では7月6日(土)14時から16時まで3776文理オープン模試(国語・算数)が小学4年生から6年生対象に行われます。普段文理学院にお通いでない方もご参加できます。ご興味がある方はぜひお問い合わせください。

 

「山頂で富士山をほめると下山時に良くないことが起こるんだよ」と聞かされたのは下山後のこと。下山しようとして早々にスズメバチに遭遇して、何も対策するものを持たずに山へ入った私は藁にも縋る思いで下山してくるのでした。

ニニギノミコトは日本で最も美しいとされるコノハナサクヤヒメに結婚を申し出てたら、姉のイワナガヒメと一緒に差し出され、姉だけ送り返します。サクヤヒメは3人の子を産みそのうち1人が神武天皇になり、イワナガヒメを返したことで歴代天皇には寿命ができたそう。

夏の日差しと海風の吹く中ところてんを食べながら、私が古事記に関して何も知らないというのを伝えた上で地元の方から解説を頂きました。それで仲が悪くなってしまったのか、そういえば古事記に伊豆なんか出てくるのかなど色々考えました。しかし、これだけ富士山がきれいに見えるのだからという理由だけかもしれないと思うと、来て実際に見て話を聞いた価値があったなと思いました。

子供の時には感じなかったのですが、大人になって思うことは、旅行やふとした場所に立ち寄る際に歴史を知っている人がさらに楽しめること、さらにその場所へ行って経験することで多くのことを理解することができます。

 

夏休みはたくさんのことが経験できる大変良い機会だと思っています。もちろん外に出て何かにふれるのももちろん重要です。しかし、ただ何も知らずに外に出ることが果たして重要なのでしょうか。先人からの教えや経験の学びを得て、さらに自分で経験値を積むことが人生をより豊かにする学びなのではないかと改めて思った冒険でした。

 

SNSやYoutubeなど様々なコンテンツで疑似体験ができる今、本当の学びはリアルな現場、ライブからしか得られないものがあると思います。

文理学院のライブ授業「夏期講習」でぜひお待ちしています。

今週の夏期講習外部説明会は6月29日(土)16:00から

ご参加お待ちしております。

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