- 模擬試験の結果はいかがでしたか? 高校1年生の皆さんは文理学院で初めて全国模試にチャレンジしたことになりますが、実力を出し切ることができたでしょうか?今の段階では中学の勉強の蓄積があり、それなりの成績を取ることも可能かもしれませんが、これから高校の内容が模試にも大幅に入り込み勿論、難度が上がってきます。模試の難度が上がっても十分耐えうる実力を付けていきましょう。高校2年生諸君は、今までの勉強における弱点を発見するには最高の機会になったと思います。弱点克服という観点、また、今後の指針を掴むために今回の模試試験の見直しをきっちり行いましょう。高校3年生の皆さんは、結果に一喜一憂することなく、これから志望校合格に向けどのように勉強を行っていくのかという、羅針盤を得るという観点から、模擬試験の見直しを行っていきましょう。実力を付けるには時間がかかります、焦らず地道に、夏終わりまでの計画を立て、計画を着実に遂行していくことが大切でしょう。
前回同様、稲盛氏の『生き方』からの抜粋です。
『ただいま、このときを必死懸命に生きる』より
あふれるような熱意を持って、ど真剣に懸命にいまを生きること。目の前のことに没頭して瞬間瞬間を余念なく充実させること。それはまた明日や将来を切り拓くことにも通じて行きます。
これをいうと、驚かれる方が少なくないのですが、私は長期の経営計画というものを立てたことがありません。もちろん、経営理念に基づいた長期の経営戦略などの必要性や重要性は、承知しているつもりです。しかし、今日を生きることなしに、明日はやってきません。明日もわからないのに、五年先、十年先のことがはたして見通せるでしょうか。
まずは、今日という一日を一生懸命に過ごすこと、それが大切だと思うのです。どんなに壮大な目標を掲げてみても、日々の地道な仕事に真剣に向き合い、実績を積み重ねていかなければ成功はありません。偉大な成果は堅実な努力の集積にほかならないのです。
先の功をいたずらに焦らず、今日一日を懸命に、真剣に生きることによって、おのずと明日も見えてくる。そうした充実した一日の連続が、五年たち、十年たつうちに大きな成果に結実する。私はそう考え、肝に銘じながら、これまで経営を行ってきました。その結果、「今日を完全に生きれば明日が見える。」ことを、人生の真理として体得することができたのです。
いかがでしょうか? 仕事と勉強では違いはありますが、一日一日を懸命に努力することが結果として成功を導くという点では共通していますよね。上記のような五年後、十年後などと悠長なことは受験に関しては言っていられませんが、三か月後、六か月後と置き換えて考えることは可能ですね。一日一日を全力投球で志望大学合格に向け、努力・研鑽していきましょう。
ニャンコ先生からのお知らせだニャン(=^・^=)