こんにちは。釜屋です。
…いや…鎌谷です。…鎌矢です…。
PCや携帯の一発変換だと、私の名前は基本出てきません。
数学の先生やっていますが漢字にこまることも少々。
今日はそんな漢字な感じのお話。
数学といえども解説は日本語。漢字を書く機会が多々あります。
書いては読んで、読んでは書いて。
そのなかで、漢字に困ることがあったりします。
微分?徴分?あー…その話ではありません。まあたまに不安になったりしますが。
場合の数で出てきました、「重複」ですね。
この「じゅうふく」、複の字が「復」だったかな?あ、「複」のほうだったか…
この「ちょうふく」ってやつ、困りますよね。
はい。字の方でなく、読み方の方です。どっちで読むのが一般的なのでしょうか…
私は「ちょうふく」読みで育ちまして、そしてこれが「じゅうふく」と誤読されやすいという話も知っていました。
そんなとある日に、「じゅうふく」読みでも認められるとかなんとか、という話を耳に挟みました。
そうなんだーと思いつつ、普段生活で話をするのは同期、先輩など。
「ちょうふく」読みで伝わる方々ばかりでした。
そんなでしたが、授業を持ち、生徒達に教えていると、ふと緊張感が走りました。
(この子たちは、「ちょうふく」読みで伝わるのか?)と。
私も当時は困惑したものです。重は「ちょう」とは読めんだろう、と。
一方で、読め!といわれてしまえばそう読むしかなく、なんだかんだ慣れて定着しました。
ただ生徒達、「じゅうふく」で慣れ親しんだのなら、「ちょうふく」読みは訳が分かりません。
場合の数の授業は豹変し、ヘンテコな読み方をし続ける講師を前にして、どうしようもない違和感を耐える修行となります。
ですので、毎回生徒に「読み方これでよき?」と聞いてしまいます。
「じゅうふくで習いました、けどちょうふくって読むのも知ってますよ」
「どちらでも読めるって聞きました」
「どっちを使っても大丈夫ですよ」
あぁ…生徒にいらぬ気を使わせてしまった…
どちらでも可能というのが今の主流らしい。そういう時代なのか。
なら、そう教えてあげればよい。今後いらぬ気を使わせないように…
さて気を取り直して、授業準備に…おや?「共役」な複素数…?
ふふふ…「きょうやく」とも「きょうえき」とも読めるぞ、と教えてあげよう。
「先生、きょうえきって読まないらしいですよ」
…???