大里校(2023年度第183回)閏年。

校舎ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
校舎長の横森です。

今日で2月も終わりですね。
そして今年は4年に一度の閏年
4年ぶりの2月29日ですね。

なんで閏年があるかというと!
それは地球の1年って、実は365日ではないからなのです。
地球の1年は、地球が太陽の周りを一周することを指しています。公転です。

ですが、この「公転」。実は365日で1周ではなく、
365日5時間48分45.168秒で1周しているのです。

だから大体1年間に6時間程度の差が生まれるわけですよね。
これが4年経つと、6時間×4年=24時間(1日) の差につながります。

そのため、太陽の動きをもとにした暦(太陽暦)では、
4年に1回閏年を設けてその1日の帳尻合わせをしているんですね。

ちなみに。
日本では明治時代まで太陰暦という暦を使っていました。
太陰、つまり月の満ち欠けを基準にした暦です。
月は地球の周りをくるくる公転している唯一の天体です。
皆さんもご存知の通り、月は太陽からの光の当たり方の具合で、満ち欠けを繰り返します。

こんな風に、まったく光が当たらないとき「新月」
下半分だけ光が当たるとき「上弦の月」
丸くなるとき「満月」
上半分だけ光が当たるとき「下弦の月」
そしてまた新月に戻ってきます。

この新月から新月までの周期がおよそ29日から30日
だからみなさんもご存知の通り、満月「十五夜」と呼びますよね。
昔は本当に15日に満月(十五夜)だったんですよ。
三日月も「毎月三日の月の形」だったわけです。

wikipedia 三日月より。新月から三日目なのでかなり細長いんですよ。三日月って)

そうすると一つ疑問が。
1か月は新月から次の新月までなので、だいたい29日から30日
29日×6か月+30日×6か月=174日+180日=359日
一年間が359日になっちゃうんですね。太陽暦と毎年11日ズレていきます。
これが3年たまると11日×3年=33日、つまり約1か月ずれてしまいます。

そのため、日本では3年に一度「閏月」というのがあり、
一年が13か月の年があったんですよ。
しかも「13月」ではなく、年の途中に入るんです。
「閏1月」とか「閏2月」という風に。
1月・2月・閏2月・3月……という風に。
わっかりにくいですよね(笑)

そのため、明治4年
日本は文明開化の足音とともに、西欧で一般的な太陽暦(今の暦)を導入します。
明治4122日の翌日が明治511になりました。
ついでに日本全国の公務員の12月分の給料をカット
明治政府の赤字財政を立て直す一策でもありました(笑)
(そんなことで立て直せる状態ではありませんでしたが)

閏年から考える歴史でした。
さて、明日から3月!
いよいよ受験生諸君、入試まであと4日です!

最後のゼミをいっぱい組んでいます!

もう大詰め!しっかり参加して入試に備えましょう!!

ぜひお問い合わせ下さい。お待ちしております!

お問い合わせ
Web: こちらから  Tel: 055-243-5087 (大里校)