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校舎長の横森です。
今日で2月も終わりですね。
そして今年は4年に一度の閏年!
4年ぶりの2月29日ですね。
なんで閏年があるかというと!
それは地球の1年って、実は365日ではないからなのです。
地球の1年は、地球が太陽の周りを一周することを指しています。公転です。
ですが、この「公転」。実は365日で1周ではなく、
365日5時間48分45.168秒で1周しているのです。
だから大体1年間に6時間程度の差が生まれるわけですよね。
これが4年経つと、6時間×4年=24時間(1日) の差につながります。
そのため、太陽の動きをもとにした暦(太陽暦)では、
4年に1回閏年を設けてその1日の帳尻合わせをしているんですね。
ちなみに。
日本では明治時代まで太陰暦という暦を使っていました。
太陰、つまり月の満ち欠けを基準にした暦です。
月は地球の周りをくるくる公転している唯一の天体です。
皆さんもご存知の通り、月は太陽からの光の当たり方の具合で、満ち欠けを繰り返します。
こんな風に、まったく光が当たらないときが「新月」。
下半分だけ光が当たるときが「上弦の月」。
丸くなるときが「満月」。
上半分だけ光が当たるときが「下弦の月」。
そしてまた新月に戻ってきます。
この新月から新月までの周期がおよそ29日から30日。
だからみなさんもご存知の通り、満月を「十五夜」と呼びますよね。
昔は本当に15日に満月(十五夜)だったんですよ。
三日月も「毎月三日の月の形」だったわけです。
(wikipedia 三日月より。新月から三日目なのでかなり細長いんですよ。三日月って)
そうすると一つ疑問が。
1か月は新月から次の新月までなので、だいたい29日から30日。
29日×6か月+30日×6か月=174日+180日=359日。
一年間が359日になっちゃうんですね。太陽暦と毎年11日ズレていきます。
これが3年たまると11日×3年=33日、つまり約1か月ずれてしまいます。
そのため、日本では3年に一度「閏月」というのがあり、
一年が13か月の年があったんですよ。
しかも「13月」ではなく、年の途中に入るんです。
「閏1月」とか「閏2月」という風に。
1月・2月・閏2月・3月……という風に。
わっかりにくいですよね(笑)
そのため、明治4年。
日本は文明開化の足音とともに、西欧で一般的な太陽暦(今の暦)を導入します。
明治4年12月2日の翌日が明治5年1月1日になりました。
ついでに日本全国の公務員の12月分の給料をカット!
明治政府の赤字財政を立て直す一策でもありました(笑)
(そんなことで立て直せる状態ではありませんでしたが)
閏年から考える歴史でした。
さて、明日から3月!
いよいよ受験生諸君、入試まであと4日です!
最後のゼミをいっぱい組んでいます!
もう大詰め!しっかり参加して入試に備えましょう!!
ぜひお問い合わせ下さい。お待ちしております!