塾内模試が始まります。
3年生は共通テストを終えました。
その結果を受け入れ、次へ進み続けています。
話は、次の世代です。
1年生はほぼ一年間を終えました。
多くの模試で、志望校を考え、将来を考える機会を得てきました。
志望大学のために、必要な勉強がどれほどのものか、少しずつ理解してきたでしょう。
2年生は、ほぼ一年間をきりました。
…共通テストまでの時間、です。すでに残りは360日もないのです。
志望大学について、決まっていますか。もう、考える暇はほぼなくなっています。
3年生は受験の年、と言われますが、「受験を行う年」であって、
「受験勉強を始める年」ではありません。
理由はシンプルですね。時間があまりにも足りないのです。
計算してみましょう。
今から勉強するとして、共通テストまで、雑に残り400日としましょう。
合計で8割取るとして考えると、
国語(現代)(古文漢文) 英語(リスニング)(リーディング)、…
次からは「情報」も入り、10教科分の「合計1000点」です。
なので、100点の8割、800点を400日間でとることとなります。
…ここでまだ、考えていない要素があります。
共通テストがメインではありますが、試験はこれだけではありません。
二次試験。こちらも試験としてそびえたちます。
また仮定しましょう。国公立、私立の併願分を考え、4校と見積り、
それぞれ2教科分、それぞれ100点として計算しましょう。
2×4×100で800点分。8割で640点。
これもやる必要があります。
では纏めましょう。
共テで800、二次で640点。
期日は2次もいれたので、更に大雑把に500日間としましょう。
1440点を500日、つまり、一日あたりに2.88点分の勉強ですね。
これはつまるところ、30日あたり86.4点分の勉強をすることになります。
…低く見積もった計算です。少なくとも、以上のことをする必要があります。
つまり、「毎月、各教科1教科ずつ、8割5分とれる勉強」をして、
ギリギリ安心して大学に挑める受験生となるのです。
…時間が足りなすぎます。
よくお話しする「早め早めに仕上げること」。これが理由です。
この模試で、自分の現在位置を見極め、
受検に励んでいただきたいと思います。