必要に迫られての奥深い意義  Part88

◎推薦入試合格の皆さん、おめでとうございます。

 次なる目標を定め、引き続き努力を積み重ねましょう!

稲盛和夫氏の『生き方』からの抜粋です。

つねに内省せよ、

人格を磨くことを忘れるな

戦後の日本は、第三等の聡明才弁型の人物をリーダーとして多く登用してきました。才に長け、弁も立ち、知に富んだ実利実用型の人物が重用され、人格的な重みを有する第一等の人物は軽視されないまでも、脇に置かれてきたのです。

このように、リーダーの器たりえない人物 ― 才の他には内的な規範や倫理基準に乏しい、人間的な厚みや深みに欠けた人物 ― がトップに据えられた。近年多発した組織の不祥事、もっと広くいえば、いまの社会に巣くう道徳的退廃も、どうもこのことが根幹にあると私には思われてなりません。

不祥事を起こした組織のリーダーが記者会見を行うことがありますが、その応対に長としての人格の重み、厚みを感じることはまれです。「あってはならないこと」「再発防止に努めたい」などとひととおりのことは口にはしますが、用意された原稿を棒読みしているため、教条的な響きを感じるばかりで、責任者としての真摯さや誠実さはほとんど伝わってきません。

うろたえやごまかし、責任逃れ、そういうものを感じる事はあっても、事態にきちんと対峙し、自らの責任を認め、説明すべきは説明し、正すべきは正していこうとする重量感ある言動が見られることは少ない。確固とした信念や哲学をもたず、物事の善悪、正邪を峻別する基準さえもちあわせていないと感じざるをえません。

かなり厳しい内容だと感じます。が、是非生徒の皆さんには、確固とした信念や哲学を持ち、物事の善悪、正邪を峻別できる立派な大人に成長してもらいたいと思います。今大学入試に向けて行っている勉強も、そのような人間をつくり出す基礎になると信じます。ただ単に点を取ることに執着するのではなく、広い視野のもとに今の勉強や、努力というものをとらえ直して下さい。

ニャンコ先生からのお知らせだニャン(=^・^=)

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