大里校(2023年度第145回)国語の文では、接続語、話題、まとめ、結論に注目!

こんにちは。大里校の深沢です。

もう11月ですね。1年の終わりが見えてきてしまいました。
11月は「霜月」ということもあり、これから冬に向けてどんどん寒くなっていくのだと思うと、
もう身が凍るような気がしてきます。

***の間の文では、接続語は赤話題やまとめは大きな字
結論は大きなオレンジの字で書きました。

国語の長文では、ぜひこれらに注目して読んでみてくださいね。

***

突然ですが、「よろしくお願いします」の意味は知っていますか?
――え、そんなの知っていて当然だ!
と思うかもしれません。

正解は、「使い方によってさまざまな意味がある」です。
なんだそりゃ、ですよね。
「よろしくお願いします」は「よろし」な状態にするようお願いします、ということで、
「よろし」は、「なんかいい感じ」くらいの意味だと思ってください。

たとえば、初めて会ったひとに「よろしくお願いします」というとき、
これは「これからもいい感じに仲良くしてください」の意味になります。

また、頼みごとをしたときに「よろしくお願いします」と添えたとき、
これは「なんかいい感じに仕上げてください」の意味になります。

では、メールなど、誰かにあてた文書の最後に「よろしくお願いします」と添えたときはどうでしょう。
これは「さよならの代わりのなんかいい感じのご挨拶です」ということになります。
つまり、これには特に意味はなく、ただ添えられただけの言葉、というわけです。

さらに、この「なんかいい感じ」って実は危険で、
ひとによってどの程度なのか分かりにくいことにも注意しないといけません。
これを「完璧」という意味に捉えているひとと、「そこそこ」と捉えているひとがいたら、
「『よろしく』って言ったのにこの程度か」とか、「そこまでしなくてもいいのに」とか、
認識の違いで問題が起こることもあるでしょう。

このように、日本語は謎に添えられた言葉が多くて、ひとつの言葉に込められた裏の意味を察せないといけなくて、
理解するのが大変な言葉です。
でもせっかく日本語を使っているわけですから、その特徴をどうにかして利用し、使いこなしていけたらいいですね

***

さてさて、もうすぐ教達検ですね。11月9日がもう目前に迫ってきました。
教達検にしろ校長会にしろ入試にしろ、みなさんはこれから、長い文をたくさん読むことになります。
しかし、それらのテスト問題には、こんな風に注目ポイントに目印はありません。
だから、これから受けるテストでは、自分で目印を書いてみてください。
長文がもっと読みやすくなるはずです。

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