大里校(2023年度第137回)歴史の大切さ

校舎ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
校舎長の横森です。

だいぶ寒くなりましたねぇ。
日中は夏のように暑いですが、朝晩は冬のように冷えますよね。
体調を崩さないように、羽織れるものを持ち歩くといいですよ。

さて、最近気になったニュースがあります。
こちら⇓
【随時更新】イスラエル軍 ガザ地区北部の人々に退避通告

ウクライナだけかと思いきや、中東情勢が荒れてますね。
パレスチナ側のテロ集団が、イスラエルに対して攻撃を始めたことがきっかけです。
死者が2800人に上るのだとか……怖いですね。

「パレスチナ問題」中学社会・高校社会で学びますけど少し難しいですよね。
ちょっと解説。

➀第一次世界大戦

イギリス「オスマン帝国が邪魔だ……そうだ、オスマン帝国内のユダヤ人アラブ人を味方につけよう!
⇒対アラブ人「戦争に勝ったら、オスマン帝国跡地にアラブ人の国を作ってあげるよ!」(フサイン・マクマホン協定)
⇒対ユダヤ人「戦争に勝ったら、オスマン帝国跡地にユダヤ人の国を作ってあげるよ!」(バルフォア宣言)
アラブ&ユダヤ「イギリス(三国協商)の味方します!」
イギリス(まあ、、、勝ったらロシア&フランスと分割して支配するけどね……(サイクス・ピコ協定))

➁第一次世界大戦後

イギリス「三国協商勝利!しばらくは我々(というかイギリス)が支配するね!!」
⇒第二次世界大戦後まで続く

➂第二次世界大戦後

世界「ユダヤ人が迫害されてかわいそう……ユダヤ人の国を作ってあげて……」
国際連合「イギリスの分割統治は終わり!約束通りユダヤ人の国を作ってあげなさい!」
イギリス「わかりました!統治終わり!あとは頑張ってね!!」
アラブ人「ここはパレスチナだ。ユダヤ人は出ていけ」
ユダヤ人「ここはイスラエルだ。アラブ人は出ていけ」
⇒アメリカやイギリスや中東のアラブ諸国がそれぞれに味方に付き、第一次~第四次中東戦争発生。
⇒イスラエル、圧倒的な強さでパレスチナを追い込む

➃現在

イスラエル「そうだ、パレスチナにミサイルで嫌がらせしよう(定期的な無差別空爆
パレスチナ「ぐぬぬ……テロで対抗するしかない……(イスラエルに対してテロ攻撃

それで今現在はパレスチナ(アラブ系)のテロ組織が、
イスラエル(ユダヤ系)に攻撃をしているわけですが。

たぶん、ニュースだけを見たら、
「なんてパレスチナは悪いことをするんだ!」
となるでしょうけれど、歴史的背景をしっかり追うと、
「どっちもどっちかもしれない」
「パレスチナ人がこういうことするのも分かる」
「イギリスが悪くね?」
などなど、様々な意見が生まれると思います。

歴史を知っているというのは、とっても大事なんですよ。
同じように多くの長い歴史を持った対立が、
当然ウクライナ&ロシアにもあります。
歴史を知っていると理解できること、問題について考えなければいけないことが分かります。

みなさんもぜひ、自分の知っている知識で世界を見て、考えてほしいです。
社会科の勉強の意味はそんなところにあります。

さて、明日は秋の清掃活動です!

きれいな地域は町の人々の取り組みで保たれています。
我々もそんな地域の一員、しっかり地域の美化に協力していきましょう!

◆10月14日㈯ 12:00~13:00
◇荒川河川敷 万才橋下から大国小前まで
◆ジャージ&軍手でお越し下さい!
◇お茶を差し上げます!


10月入塾も受付しています!

ぜひお問い合わせ下さい。お待ちしております!

お問い合わせ
Web: こちらから  Tel: 055-243-5087 (大里校)