羽鳥校:第410回「Win-Win-Win」

前期内申点

続々と内申点が集まっています。中学1年生は、初めての内申点を目にして、悲喜こもごもがあるようです。というのも、教科によってはかなり厳しい評価が出ているからです。大切なのはここからです。その厳しい評価が、何に対して向けられたものなのかをしっかり分析することです。それこそが「成長のきっかけ」となります。もし、その分析が難しければ、文理で一緒に考えましょう。それでも見つからないときは、その担当の先生に直接聞いてみることです。「君は積極的な姿勢があるじゃないか!」と褒めてくれると思いますよ。くりかえしますが、それこそが「成長のきっかけ」となります。

内申点の3要素である⓵定期テスト⓶提出物⓷授業態度については、学校の先生、一人ひとりによって何を重視するかが異なります。ですから、中2、中3生で「去年と同じようにやっているのに今年の内申点が低いのはなぜ?」ということが起こるのです。担当の先生が変われば、評価の重心(重視するポイント)も変わると考える方がいいと思います。

ある保護者の方から、学校での面談後に相談を受けました。その保護者の方とは、生徒(お子さん)のテストの点数が徐々に上がって来て、送迎の際に「これからですね!」と話したばかりのところでした。細かい内容はここには書きませんが、話を聞けば聞くほどに「使う言葉」「言葉の使い方」というワードが浮かんできました。また、文理は「点ではなく線で見ている」と再確認しました。先ほどの「点数が上がってきた!」というのは中1の冬期講習からの成績推移を見て伝えているわけです。その伸びの萌芽を無慈悲に粉砕するようなことはして欲しくないなあ、と思いました。大人しそうだからと言って、やってないわけじゃないんですよね。だったらやってると言えばいいじゃん、と言われても、即座にその場で言えないタイプの子もいるんですよね……。結論として、「後期の内申点上げたる!」です。学校で「実は、○○さんがこうなると私は思ってたんですよ!」と言われてきて欲しいと思います。Win-Win-Winな復讐させてもらいます(笑)

学研教室の阿部ひろみ先生からの差し入れです。いつもお気遣いありがとうございます。このユーモラスさに癒されました!