【高等部・都留校】富士山

今日の自習室一番乗りは都留興譲館高校1年のK君です。月曜日は卓球部の活動がないため、早い時間に来れたそうです。英語の勉強を始めました。

このブログを書いていると二番乗りの生徒がやって来ました。

都留高校2年のIさんです。古典の勉強を始めました。

先日授業の中で富士山の話題になりました。私は山梨県民の方は少なくとも半数は富士山に登頂したことがあるだろうというイメージを持っていました。しかし、約9割の生徒はまだ富士山に登頂した経験がないそうです。

私は5年前に一度だけ登ったことがあります。

朝できるだけ早く登り始めて、夕方になる前に下山するか宿泊場所を確保するという登山の鉄則を甘く見ていて下山時に大変苦しい経験をしました。人生で最も苦しかったことは?って聞かれたら今でも間違いなくこのことを話します。

フルマラソンは途中で倒れても誰かが助けてくれると思う。だからそういう意味では安心感があります。

この感覚が日常生活で染み付いているので登山にもこれを持ち込もうとすると大変な目に遭うときがあります。

夜中十二時近くになって富士宮口五合目に下りられて、そこに奇跡的にタクシーがいてくれて、水ヶ塚駐車場までの運賃として運転手さんにお支払いした約六千円は過去最高のタクシー代になったけど、人生で最も価値のあるお金の使い方でした。

水ヶ塚駐車場でタクシーから降りるときに気がついたのですが、タクシー乗車中、登山用ヘッドランプが点いたままになっていました。相当明るかったはずですが、運転手さんは何かを察してくれて何も言わなかったのだと思いました。

そして雷雨が止んだ六合目で見た下界の夜景は今でも鮮明に記憶に焼き付いています。これからの自分の人生怖いものなしになるなという自信をつけさせてくれました。