こんにちは、中島校の平田です
2月テストの結果が続々入ってきています。先日入った情報によれば、前回に続き、富士中2年生が学年1位を獲得!お見事でした!次はいよいよ受験生。この調子で突き進んでください。
明日26日は、室町幕府における内乱「観応の擾乱」の最大のヤマ場、高師直が討ち取られた日です。「観応の擾乱」は「かんのうのじょうらん」、「高師直」は「こうのもろなお」と読みます。中学の歴史では全然出て来ません。
室町幕府は足利尊氏と弟・直義の二頭体制で運営されていました。尊氏が軍事、直義が政治という分担でした。直義の政治は古くからの伝統を重んじることが多く、新興の武士たちは不満を持っていました。その代表が尊氏の片腕・高師直でした。直義は師直を排除しようとして、逆に引退に追い込まれてしまいました。
逆転を狙った直義は、室町幕府にとって宿敵である南朝に降伏しました。南朝の権威をバックにしたことで、直義は尊氏に勝ち、師直を討ち果たしました。これ以降、不利になると南朝を利用するというやり方がパターン化します。当時は相続方法が兄弟分割から単独相続に切り替わる時だったので、幕府に認めてもらえなかったら南朝に認めてもらい、後は力で奪い取るということが起き、日本は大混乱になったのです。
これが高師直の肖像画です。少し前までは足利尊氏の肖像画として伝えられていました。