通信制高校へのニーズの高まり(河口湖)

河口湖校の田中です。

文理学院の小中学部では、来月3月3日(木)から新学年の授業が始まります。新高校1年生になる現中3生のみなさんには、ぜひ文理で高校の先取り授業を受けて高校生活に備えておいてほしいと思います。

小学校から中学校への進学と同じように、中学校から高校へ進学すると、初めての出会いや経験があるでしょう。そのとき、自分の新しい一面を知ったり、学んできたことを手放したりしながら、さらなる成長ができるとより楽しい生活を送れるかもしれません。

そこで今日は、今までとは変わってきた「新しい」通信制高校について書きます。

「新しい」というのは、通信制の学校に対する世間の認識が変わってきているという意味での新しさです。かつては通信制の学校といえば、生徒に合わせた学校をつくれなかった先生方のせいで不登校になった生徒などが通うイメージがあったようですが、最近は積極的に通信制の学校を選ぶ生徒が増えているようです。

そのきっかけの1つになったのはN高等学校だと、私は思っています。3年前にN高の校長先生からお話を聞いた際には、高校を創立後の数年は「通信制高校です」と保護者の方に伝えるとそれだけで拒否反応をみせるご家庭があったようですが、最近は全日制高校と同じように「選択肢の1つとして考えてもらえるご家庭が多くなっている」と言っていました。

先日改めて校長先生のお話を聞く機会があり、その際には、意図的に難関私立高校ではなくN高に入学する生徒や、国内の国公立大学や難関私立大学ではなく海外の大学も視野に置いた生徒も増えている様子でした。実際のところ何人ぐらいの生徒がそうなのかはわかりませんし、そもそもN高は多様であることを大切な文化にしているので、進学実績よりむしろ生徒の多様なニーズを満たすためのことを考えているのかもしれません。

しかし、進学を考えている生徒のニーズを満たすためにN高として塾を運営することを発表もされているため、進学実績の人数で国内トップになる日も近いでしょう。

このような全日制が「普通」という認識から通信制も「普通」といった変化や、進学のための学習だけでなく自分のニーズを深掘りしていく探究的な学習も大切にする学校が生まれていく中で、人は成長を促されるのかもしれません。

 

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