じっくりと腰を据えて…

こんにちは、駅南校舎「岡田」です。

前回は秋は「じっくり腰を据えて勉強に取り組める」季節という話をしました。

今回は話が前後しますが,その前提として,「自らの将来のプラン・自分の姿」をじっくり考えることの大切さの話をします。

「自らの将来のプラン・自分の姿」というと分からないとか、漠然としているとかの答えが返ってきそうですが,はじめは漠然としたものでも,徐々に具体化していけるようじっくり考えてみる,話を聞いてみる,話し合ってみるということが必要です.これは,受験真っただ中の高3生でも必要で,それが明確であればあるほど受験勉強に意味が見いだせるでしょう。

水戸黄門として知られる第2代水戸藩主,徳川光圀は藩主になるにあたり,家臣を一堂に集め「自分が華美贅沢に走ったら,諌めよ。」と言い渡したといいます。また,東京の後楽園という地名が残っているのは光圀が上屋敷に作った庭の名前です。後楽とは,先憂後楽という思想から来ており,それは,民に先立って憂え,民の後に楽しむという君主としての理想を表したものだそうです。領内を荒らした盗賊の首領を改心させたり,水戸学の祖としても有名で,名君の誉れ高き君主として成長していくのです。藩主になるにあたっての言葉にあるよう君主としての理想像を明確に描いていたことが分かります。僕たちも大いに学ばされることがありそうですね。

 


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