こんにちは、五味です。今回はダニング・クルーガー効果を紹介します。
ダニング=クルーガー効果とは「正しく自己評価ができず、過大評価してしまうこと」です。
認知バイアスと呼ばれる心理現象のひとつで、これまでの経験・先入観・直感などが作用して実際の評価と乖離した「錯覚」のことを意味します。能力の低い人が他人の能力を認識できずに、自身の方が優れていると考え、正しい自己評価ができない非合理的な心理現象の一つです。ダニング=クルーガー効果は、経験・先入観・直感などが作用して実際の評価と乖離した「錯覚」が要因です。
※認知バイアスとは、認知心理学や社会心理学で使われる用語で、生活習慣や人生経験、思い込みや固定観念が原因となって非合理的な判断や行動をとってしまうことです。
(https://motifyhr.jp/blog/training/dunning-kruger_effect/より引用)
ダニング・クルーガー効果をグラフ化したものがあります。だいたいこんな感じです。(下図)
ちょうど「バカの山」に当たるところがダニング・クルーガー効果ですね、知識が少ない割に自信がやたらある。
こんな経験はないでしょうか?勉強をしているとちょっと自信がついてきたけれども、点数が出なくて嫌になる・・・。もしかしたらそれは、上のグラフの「絶望の谷」にいる状態かもしれません。いろいろ知るにつれ、自信がなくなっていく・・・。しかし、見てわかるように、さらに知識や知恵を身につけることで、だんだんと自信もついてきます。最終的に「継続の大地」では、自信はあるけれども、自分が不完全であることを理解していて、何ができて、何ができないということを理解している、という境地に達します。
ということで、勉強をしていて、自信がなくなってきた受験生のアナタ。今やめてしまうのはモッタイナイ。継続して勉強することで、「啓蒙の坂」を上りましょう。
一番やってほしくないのは、「バカの山」に立って、アミバよろしく「俺は天才だ!」とのたまうことですよ!北斗の拳を知っている中高生は減っていくのだろうか・・・