人類滅亡まで「残り100秒」(河口湖)
河口湖校の田中です。
2022年、科学者の方々から、人類が滅亡する「終末時計」の残り時間は100秒と発表されました。
これは米科学誌が1947年から毎年公表している残り時間です。一昨年の2020年に残り2分から20秒進んで、残り100秒になりました。そして去年も引き続き100秒。今年になっても最も「終末」に近づいている状況となりました。その理由として、新型コロナウイルスや気候変動、核の脅威などが指摘されています。
分単位ではなく、もはや秒単位で危機が迫っているのですが、それを実感することは人間には難しいため、それに関しての教訓が伝えられています。
たとえば、「ゆでガエル」の話です。
「ゆでガエル」とは、カエルを水に入れてゆっくりと温めていくと、カエルはその温度の変化に慣れていき、熱湯になってもそのままで生死の危機に気づかないうちにゆで上がって死んでしまうというものです。
また、「蓮の葉」の話もあります。
毎日2倍ずつ増えていく蓮の葉が池に浮いていたとき、6日目に池の半分が蓮の葉に覆われていたら、池全体が蓮の葉に覆われるまであと何日残されているかというものです。
………あと1日しか残されていません。
これが今、人類が直面している危機かもしれません。
直接的に生命の危機になることは少ないですが、子ども達は将来に影響する進学があります。特に、努力の差がはっきり現れ始める高校入試を経てからの高校進学は、その準備を6日目より前に行っていると、自分の未来を自分で希望どおりにしていきやすくなるものです。
子どもだけではなく、大人も、そして自分のことだけではなく、世界のことに対しても、6日目より前に行動しておかないといけないと、科学者たちからの人類滅亡まで「残り100秒」という発表を聞いて思いました。
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