《塩山校》フリーといってタダではない

だいぶ前、コンビニレジ袋の再利用のことを書きました。プラスチックごみ削減のためレジ袋を何回も使っているという話です。

先日コンビニエンス・ストアで並んでいたら、前の人が会計でレジ袋を断っていました。その人がポケットから出したのは、レジ袋でした。自分と同じことをしている人がいるんだなあと思い少しうれしく、少し安心しました。

プラスチック・フリー製品も見かけますが、プラスチック・フリー生活はなかなか大変です。さあ今日から脱プラ生活!と力んでも、朝の歯みがきの時点で断念。歯ブラシも歯みがきチューブもプラ、うがいコップもプラ。自然由来素材の歯ブラシなんて付近で売ってないし、通販は割高。歯みがき粉容器はほぼ全商品プラチューブ。そもそも、歯ブラシ、歯みがき粉でわざわざお取り寄せしていたら、輸送による環境負荷が出てしまいます。そういえば、幼少期のデンター何とかという歯磨き粉が、金属チューブに入っていたかすかな記憶があります(でもそのチューブのキャップがプラスチックでした)。さらにその昔は、文字通り歯みがき粉末が金属缶に入っていて、それを見たことがあるようなないような…。粉じゃないのに「歯磨き粉」と、今でも呼び方は残っています。個人的には、ペットボトルの飲み物を買わないというのもなかなか難しく(炭酸水が大好き)…。

フリーが現実的でないならば、プラ製品、包装をなるべ使わない。今あるプラ製品を大切に、長く使ってごみを減らす。いまある物もごみになったら適切に処理する。でいこうと心がけています。