日別アーカイブ: 2024年6月1日

都留本部校・東桂校『何かで見た・・・!』2024.6.1

都留・東桂校 小澤です。

週末のブログなので、のんびりした感じで行きます。
今回のブログは、文理学院がどうとか他塾さんがどうとかって話ではありません。 ネットに転がっていたネタに対してのブログなので、ご理解をお願いしたいと思います。 m(_ _)m

では、始めます。

あの、何かで見たのですが。。。
数学の得意な人の見分け方?みたいな記事。数学を得意だと勘違いしている私は、読んでしまいましたね。
いくつかの問題を解けたら「数学の得意な人」認定です。
まぁ、文理の数学スタッフなら、ほぼ全員ノーミスだろうという、言い方は悪いですが「くだらない設問」だらけ。
ただ、気になるものがひとつありました。

問:ある資格を取得する専門学校があります。A学校では昨年300名の資格試験の合格者、B学校では昨年100名の合格者がでました。どちらが優秀な専門学校と考えられますか?

という問題です。
みなさん、ちょっと考えてもらえませんか?

この問題の意図はわかりますか?
情報が足りないってトコですよね?
で、時間をかけて考えてもらいたいのです。

この模範解答ですが「どちらかわからない」でした。
お気付きの方も多いのではないかと思いますが、各学校の全生徒数の情報が無いので「わからない」っていうことみたいです。
300名の合格者を出したA学校、100名の合格者を出したB学校。例えばA学校の生徒数は400名、B学校の生徒数は100名だったとした時の合格率は、A学校75%、B学校100%であるから、B学校の方が優秀であるというコトになります。
ここを見抜けないと・・・ みたいな。

私としては
はぁ?って感じです。

もちろん、合格率で専門学校の評価がなされるであろうことは当然です。
ただ、例年この結果だとしたら、ちょっと考え直した方がいいような気がしませんか?
ここで、私が何を言っているのかのシンキングタイムです。

では、私の見解です。
合格率100%のB学校へ行きますよね、普通は。
資格試験合格の目的のもとに専門学校を選びますもんね。だから、みんなB学校へ入学する。
あれ、だとしたら、どのような人がA学校への入学を希望するのでしょうか?
資格試験に合格しなくてもいいなんて人が、専門学校へ通おうとすることもないでしょうから。
ここで、考えられることを挙げます。
・B学校は、資格試験に100%受かるのだけれど、その行程がきつい!だからA学校を選ぶ。
・A学校は、資格試験に受かる率は低いのだけれど、通う魅力がある。
これくらい? 他の理由があったら教えてもらいたいです。
模範解答でも「授業料の差」については触れていませんので、そこについては考えないことにします。

さて、A学校とB学校との生徒数の比率は、4:1 です。
なぜ、合格率100%のB学校を選ばない人が、選ぶ人の4倍もいるのかってトコロの方が気になりませんか?
私なら、詳しく自分で調査することのできない状況であれば、間違いなくA学校を選ぶと思うのですが。。。
「合格率100%のB学校を、4倍の生徒数でやっつけているA学校。学校として何倍の魅力があるんだろう?」って!
あれ、この考え方って、おかしいですか?

くどいようですが、ネット上での案件に対してのお話です。 m(_ _)m


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