こんにちは、富士吉田校の佐藤です。
だいぶ、寒くなってきましたね。くれぐれも体調管理には気を付けてくださいね。
さて、中間テスト結果と第二回教達検の結果がでました。
結果がでたらしっかり褒める。結果がでなかったら今後の勉強法など反省をしながら見つめなおす。このことを徹底しています。
しかし、どちらも“褒める”を意識しています。
テストで結果がでていない生徒に対し“どうやって褒めるの?”って思いませんか。
たとえ、失敗しても失敗したプロセスの中に褒める要素はあるものです。
コロンビア大学の心理学者のミュラーの実験にこんなものがあります。
小学生が簡単な知能テストを受けてもらいました。
グループA ・ B ・ C の3つに分けました。
実際に点数にかかわらず、『テストは80点以上でした。』と伝えます。
その後、グループごとに違う言葉をかけます。
Aグループ 『テストは80点以上でした。本当に頭がいいですね。』
→能力を褒めた
Bグループ 『テストは80点以上でした。よく頑張りましたね。』
→プロセスを褒めた
Cグループ 『テストは80点以上でした。』
→成績を伝えただけ
そしてこの後、別の2つのテスト(1回目よりも難しい問題/1回目と同じくらいの簡単な問題)を選ぶことができます。
結果はAグループの35%が1回目より難しい問題を選んだ。
Bグループの90%が1回目より難しい問題を選んだ。
Cグループの55%が1回目より難しい問題を選んだ。
この後、難しいテストを受けた結果、
Bグループの子どもたちは平均点が30%も伸びました。
一方、Aグループの子どもたちは平均点が20%も低下しました。
非常に興味深いですよね。
さらに、Aグループの子どもたちはどのグループよりも点数をごまかす割合が高いことも分かったそうです。能力の結果を褒められたことによって『いい結果を出す自分でいなければ』とプレッシャーに感じ、失敗を恐れ、結果をごまかすようになったそうです。
結果をジャッジせず、努力の過程を褒めたいものです。
このことを自分は特に意識し、言葉がけに注意しています。普段はドッカン、ドッカン授業ではやっていますが・・・。気をつける時には本当に気を付けています。
みなさん、今は期末テスト対策真っ最中ですね。期末テストに向け、共に全力で頑張りましょうね。
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