皆さんこんにちは、双葉校の五味です。
昨日、夏期講習の中3生の部が無事に終了しました。
講習から参加された生徒さんもは、
「最初は長時間で疲れてしまったけれど、段々慣れてきて、最後は集中して問題を解くことができ、理解も深まりました。」
と話してくれました。
これほど嬉しいことはありませんね、私たちもやってよかったと思える瞬間でした。
さて、昨日の今川先生のブログでもありましたように、一昨日、私の母校の山梨大学のOBオーケストラの記念演奏会が行われ、私も一人のバイオリン奏者として参加して演奏してきました。
双葉校からは、今川先生と山中先生、そして生徒さんとそのご家族も聴きにこられた方がいらっしゃいました。
本当にありがとうございます。
コロナ禍の中で、メンバーたちがほとんど練習できず、私も土日の練習には行けないことがほとんどでしたが、今回のチャイコフスキーの交響曲第5番は、何度か弾いたことがあるので、その記憶と感覚でカバーしきった感じでした。
(もう一曲の「1812年」は完全な練習不足でしたね‥‥💦)
練習不足は自分の問題として、オーケストラで演奏することの楽しみは、学生時代の同期と会えること、多くの先輩方や後輩に会えること、そこから「輪(和)」が広がっていくことです。
特にお世話になった先輩たちは、いつになっても私をかわいがってくれます(笑)
先日私も35歳になりましたが、その先輩たちももう40歳になっています。
それでも、いつでも変わらず自分の居場所がある、本当にありがたいことです。
人は一人で生きていけると思ったらそれは大間違いだと私は思います。
オーケストラを成立させるためには、いくら優れた奏者がいても、彼(彼女)一人ではオーケストラ成り立ちません。
様々なパート、奏者、運営する者、裏方さん、ホールの管理者、多くの方の協力を得て、お互いに助け合って、その結果素晴らしいものが出来上がる。
私はバイオリン奏者でありますが、大きな弱点があって、主旋律以外弾けない(は言い過ぎですが、かなり苦手)のです。
オーケストラは1stと2ndのバイオリンがありますが、私はもっぱら1stタイプです。
2つ上の兄もバイオリン(とビオラ)奏者ですが、彼は万能な奏者で、いつも1stを弾きたがる私を2ndで裏から支えてくれました。
私はいつもそんな兄に甘んじて主旋律ばかり弾いて、全ての華をいつも持っていき目立っていました。
幼い頃は、それは当然のことだと思っていましたが、大人になった今は感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、支えられている代わりにだれよりも熱い1st奏者でいてやろう、とも思うわけです。
一人一人が完全・完璧であるなんてことはないです。
それを分かったうえで、お互いの弱いところを認め合い、自分が持つ他者より尖った部分を大いに発揮して、足りないところを補ったり補われたりして生きていく。
オーケストラ、そして人間として生きていることに、そこに面白さを感じます。
そして最後に、
中学生のころはバイオリンが嫌で嫌で辞めたいと思ったことも多々ありましたが、今のような状況でいられるのは、バイオリンをやらせて続けさせてくれた父母のおかげであり、本当に感謝です。
皆さんも
どんな時でも、他者への感謝の気持ちと思いやりは忘れないでいてほしいと、私は思います。
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