こんばんは!見世です。
本日は中学3年生に進化の話をしました。
自分は「進化」というテーマが好きなので,
今日のブログは中学3年生の授業内には収まりきらない進化の話にしようと思います。
進化といえば・・・で思い浮かぶのは
ダーウィンですね!
ダーウィンは
自然選択によって,環境に適したものが生き残り,子孫を残して進化していくという
自然選択説を唱えました。
多くの人がこの説を信じていると思います。
しかし,実は自然選択説以外にも説が存在します。
今日は2つ紹介しようと思います。
1つは中立説です。
少し難しい説なので,ざっくりというと進化というのは偶然が原因である。
という説です。
進化というのは遺伝子の変化の積み重ねによるものです。
ただ,1つ1つの遺伝子の変化というのはものすごく小さいです。
その1つ1つの遺伝子の変化は生き残るかどうかと関係がなく,
最終的に積み重なった遺伝子の変化は,偶然によるものである。
自分はこの説を聞いたときに妙に納得しました。
正直,ダーウィンの説を聞いたとき「突然変異だけで,生き残るかどうか変わるか?」
と思っていたので!
この説は木村資生さんという日本人が発見したもので
現在ある進化説の中でも有力なものとなっているようです。
もう1つは用不用説です。
生物はよく使うものが発達し,あまり使わないものが退化するという説です。
ダーウィンが自然選択説を唱える前に存在した進化説となります。
この説を見る人が見たら,すでに否定された過去の説だと思う人もいると思います。
しかし,最近また注目されているそうです。
というのもこの説が否定された原因は「生きている間に遺伝子は変化しない」と考えられていたからです。
さっき書いたように,進化とは遺伝子の変化の積み重ねです。
遺伝子の変化が起きなければ,それは進化の原因となりえないのです。
ただ,最近,生物が得た経験が遺伝子に反映されるような仕組みが存在するのではないか。
と言われ始めた。
詳しい話は難しいので,簡潔に書くと
「生物の生きた経験が,遺伝子に刻み込まれて,子孫に受け継がれていく」
という可能性が存在しているということです。
中々ロマンがありますよね。
今,皆さんが一生懸命に勉強したら子孫は頭が良い状態で生まれてくるかもしれません!
すでにこれだけ長いのでここで終わりにしようと思います。
教科書で2ページぐらいで終わることでも
実際にはいろんな人がいろんなことを調べて書かれていたり,
現在進行形で調べられていたりします。
興味があることは夏休み等を利用して,調べてみると世界が広がるかもしれませんね!