こんにちは。唐瀬校舎の千葉です。
こちらは小学生向け夏期講習特典です。ご兄弟がいらっしゃるご家庭はぜひご検討ください。高校生には、千葉の世界遺産に関するエピソードを紹介したいと思います。
自分は高3現役時、大学入試に失敗し1年間浪人しています。地元の北海道根室市から引っ越し、札幌にいた兄のところに居候しながら予備校に通うことになりました。そこで、春休み?に高校時代バイトで貯めたお金を使って、インドに1週間旅行に行くことに決めました。目的は2つ。ガンジス川の沐浴で有名なベナレスで「神様セット」※をゲットすること。そして、もう一つは世界遺産エローラ・アジャンタ石窟を訪れることでした。治安や衛生面はもちろん、言語の面でも不安だったので、日本語のできる現地ガイドのいるツアーに参加しました。
※神様セット インド神話の神様たちの木彫りの人形のセット。正直、子どもが夏休みの工作で作ったようなちゃっちいクオリティです。気になる人は検索してみてください。
成田空港に着くと、日本が上手なガイドのクマールさんが迎えてくれました。インドで一番有名な世界遺産タージ・マハルを含まないツアーだったので、結局このツアーに参加したのは自分一人だけでした。インドはバックパッカーの聖地ともいわれるほどなので、道中様々な体験をできました。正直、見たくない部分もたくさん見ました。移動中、車が止まるとドンドンと窓をたたかれ、子どもに喜捨を求められました。エローラ・アジャンタ―石窟では、子どもが売っていたアイスを買おうとしてら、クマールさんに止められました。昏睡薬入りのこともあるとことでした。
水などの口にするものには十分注意していたつもりでしたが、旅の後半は体調を崩してしまいました。それもあり、帰国して思い返したことは、「日本人で良かった。」ということです。その後、1年浪人しますが、大学でNGOについて学びました。途上国における様々な問題に対して、全力で取り組む人々の活動にショックを受けます。約1年前の自分の感想を情けないと感じるようになりました。貧困の連鎖を断ち切るには「教育」が必要不可欠と考え、その後の大学生活はNGOの活動に没頭しました。その話はまたどこかで。
自分は世界遺産を訪れることで、カルチャーショックとはまた違う衝撃的な体験を時間差で得ることができました。世界・視野を広げるという意味でも、世界遺産について調べてみるのも良いと思います。そして、大学生になったらぜひ実際に訪れてみて下さい。