分析化学とは、試料中の化学成分の種類や存在量を解析したり、解析の手法を研究したりする化学の分野である。この分野の研究によって得られた知見は、医療・食品・環境など広い分野で利用されています。
例えば、川や海の水質検査や大気汚染の測定、病院での血液検査や食品の検査等はすべて分析化学の応用となります。つまり、物質が「何でできているのか」「どれくらいの量が含まれているのか」「安全なのか」といった疑問に、科学的な方法で答えを出してくれます。
分析化学における解析の手法には様々な物があります。高校の化学の中でもいくつかは紹介されています。例えば、クロマトグラフィーという方法は解析手法の中心となっています。このクロマトグラフィーという方法は、不純物や混合物を分離して純物質にしていくのに重要なものとなります。ほかにも、高校化学で紹介されていないような様々な解析方法が分析化学の中にはたくさんあります。
また、分析化学においては、日々新たな解析手法の開発が行われています。以前は検出できなかったような微量な物質も、今では検出できるようになっています。このように分析化学の研究は解析だけでなく、新たな手法の開発も行なわれています。
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