投稿者「甲府南西校 高等部」のアーカイブ

文理選択

文理選択。

みなさんはなぜ、文理学院を選んだのですか?

いや、この話題ではないな…。

 

1年生はそろそろ、大学受験への大きな分かれ道である、

「文理選択」なるものが目の前に迫っています。

 

選び方はシンプルかつ複雑です。

行きたい大学、学部、学科を決めて、

そこが文型か理系かを調べたらそれでおしまいです。

簡単ですね。

現状の数年後、自分の行きたい大学を既に決めているならば、

 高校生活で、折れることなく、変わることなく目標へ一直線に進めるのならです。

「文型」「理系」で学ぶものが変わり、受けることが出来る大学が絞られます。

選択を誤れば、行きたいところへ行く資格を失う、それほどの選択となります。

 

資格を失うといえども、厳密には可能性が0になるわけではありません。

理系→文系 の文転

文型→理系 の理転

進路を変更することもできます。

ただ、学ぶものが異なったわけですから、その分不利を背負った受験勝負となります。

取り返せる能力自信覚悟習慣が出来上がっている者だけの技であり、

生半可な変更は、志望校のレベルを大きく落とすだけの悪手です。

 

一般論として、文転は話にあがりやすいです。

理由はシンプル、現実的に可能だからです。

文転したときに、埋めるべき不利は、社会系科目となります。

記憶主体の科目ですので、独学でも、成せぬことはないです。

一方、理転はほぼ不可と言われています。

理科系科目は理解、思考主体です。論理それ自体が問われることが多く、

師がいない独学、行き詰まれば抜け出すことが困難です。

 

文理の選び方はシンプル。どの大学へ行きたいか。これに尽きます。

リスクも抱える大きな選択。しっかり将来を見据えて、考えていきましょう。

ワイナリー巡りの旅:運転手編

鎌矢です。

本日はワイン、お酒にまつわるお話です。

 

山梨の名産といえば、やっぱりですね。

ブドウができれば、それを使ってワインも作れると。

このたび、「ワイナリー」と呼ばれる、ワインを作って販売も行っている施設を、大学の知人と共にめぐりました。

 

~「運転手編」~

ワイナリー巡りはワインをたしなむ人たちの一種の娯楽です。

ワイナリーでは、ワインの購入のほか、

ワインの「試飲」、ワインの農園や生産工程の見学ができます。

「試飲」とは、文字の通りの試し飲みで、

ワイン一本の料金よりお安く、数十mlの味見ができます。

お酒は安い買い物ではありませんから、口に合う良いワインを求めて

飲み比べをするわけです。

山梨では外部向けのバスツアーなんてのもあったりします。

 

はい。車は必須です。

ワイナリー間は、距離が結構あります。

比較的ワイナリーが多い山梨ですが、密集している勝沼でさえ、

めぐるには距離があり、車で走り回る必要があります。

ワイナリーではワインを試飲するらしいですね。

 

飲酒運転ダメ!ゼッタイ!

 

私達は、レンタカーを借りてめぐりました。なので当然、運転手が必要ですね。

ただし、ワインを飲んでの飲酒運転などもってのほか。

「ワイナリー巡りしつつ、ワインを飲んではいけない誰か」運転手になります。

 

♦ わ た し で す ♦。

 

陽気になった酒飲みが後ろの席でさわぎにさわぎ。

“しらふ”で相手をすることとなります。

 

もとより私はお酒が飲めない体質でした。

アルコールパッチテストという、お酒がどれほど飲めそうか?を、調べるテストがあります。

まず、アルコールで湿らせた脱脂綿を肌に数分当てます。

そうすると、肌に浸透したアルコールに対し、分解酵素が働きます。

一方で、お酒が飲めない人は分解酵素が少ないため、

アルコールを分解しきれずに血行が変わり、肌が赤くなります。

この肌の赤色への変化の度合いでアルコール耐性を推定する、という試験です。

測定時間終了前に私はすでに脱脂綿周辺が赤く染まってテスト中止となったほどです。

 

それほどお酒が飲めないので、貧乏くじではありませんでした。

ですが、お酒が飲めないと、酒飲みべろべろ陽気な奴らの相手をすることになると。

 

非常に楽しい旅行でしたが、間違った道を誘導するのだけは勘弁してくれ。

オープンキャンパスで大学を見よう!

オープンキャンパスとは、大学側が関係者以外の立ち入り制限を一時解除し、

誰でも大学構内を見回ることが出来る大学イベントです。

基本的には、高校生が参加することとなりますでしょう。

高校生は、大学を見て回り、進路を考えるための情報の一つになりますし、

大学側は、高校生と認識のすり合わせをしつつ、研究室の宣伝にもなる、

そんなイベントです。

 

オープンキャンパスは、基本的に夏のシーズンになります。

高校生は、3年生はさすがに受験の年に、このタイミングで遠出している暇はありません。

2年生がオープンキャンパスの夏になります。

ここまでの1年ちょっとの期間に、数々の模試を受けてきたと思いますが、

毎回そこに志望大学を書いてきたでしょう。

去年からふわりと考え始めて、模試のたびにまた考えて…

ただ、実はもう大学を考える時間はあまり残されてはいません。

この夏に、高校生活、受験までの半分が終了します。

もう受験に対して、真剣に考えをまとめる時期となっています。

「どこの大学に行くか?」これによって、受験に必要なものが変わります。

ですので、大学選びに注力できるこの時期、大学の情報を集めるために、

オープンキャンパスをぜひ利用してほしいと思います。

 

 

 

私、鎌矢もオープンキャンパスに参加いたしました。

給料がでました。

・・・

…あ、オープンキャンパスに参加したのは、僕が大学生の頃、になります。

主催者側の立場ですね。

 

大学4年生、この時期にはそれぞれの研究室に配属されている状態です。

ですので、オープンキャンパスでは、自分の所属する研究室を紹介をする側です。

私たちの研究室はこんな分野でこんな研究をしていますよ、と。

私の分野は、化学工学の中の、流体についての研究です。

「レオロジー」と表現した方が正確でしょうか。

あまり聞くことがない分野ですかね。

この分野のなかで、「ダイラタント流体」という流体があるのですが、

この流体について、でんじろう先生が紹介した番組がありました。

番組に登場した白い流体の上に立つと、そのまま沈んでしまうのですが、

この上で高速足踏みをした場合には、流体の表面を蹴ることができ、沈まなくなります。

このように「高速で流体の形状を変化させようとしたとき、流体の硬さが変わる」、

表現を正確にすると「流体に与えるせん断応力が、流体粘度に影響を及ぼす」のです。

 

この流体は、「コーンスターチ」と水を、程よい量混ぜるとつくることができます。

出来上がった流体は、素早く混ぜようとするとカチカチに、ゆっくり混ぜるとさらさらに。

面白い流体ですね。

…じつは先ほどから、「液体」でなく「流体」と呼称しています。

上記のように、さらさらな液体の様子もありながら、カチカチな固体の特性もあり、

固体なのか、液体なのか、どちら…

…話がそれましたね。

 

 

オープンキャンパスで、こんな話をします。

つまり、高校生諸君は、こんな話をされます。

 

…専門家とか研究者って、こんななのか、とオープンキャンパスで感じてくれればと思います。

夏も盛りの夏期講習!

でん!!!

 

始まります。

鎌矢です。

夏期講習です。

 

この夏も、夏期講習が開催されます。

開始日程は、来週の日曜日、ついに目前となりました。

夏は、勝負の時です。…いや、夏以外にも精進していただいて構わないのですが…

 

夏に何を勝負するか、ここが大事です。

1年生は、高校初の長期休暇。一学期には中学とは比較にならないほど速い授業、難しいテストを浴びてきたところでしょう。

勉強に追われてしまい、遅れを取り戻そうにも、授業はどんどん進んでいきます。

学校が休みのこのタイミングで、一学期に学んだことを振り返り

二学期以降に綺麗なスタートを切れるよう、準備しましょう。

 

2年生は、ここが高校生活における、受験までの折り返し地点、

実に、受験までの2年半の半分が修了しました。

高校生活にも慣れ、部活も主体的に進めていく頃と思いますが、

大学受験、つまり将来について深く考え始める時期となるでしょう。

模試などに書いた志望大学、そしてそれに対する判定。

将来どこに行きたいのか?そこまでにどう勉強するか?考えてみましょう。

 

3年生は、大学受験へのプランを、具体的に考える最後のタイミングとなります。

この二年と少しの間に、様々な模試を受けてきたことでしょう。

学部を考え、志望校を考え、将来を考え、大学合格判定を目の当たりしてきたでしょう。

プラン変更はここまでです。この夏に目標を決めます。

その目標を目指し、仕上げたところが現実的なラインとなります。

夏以降には、一次試験に向けてこの夏までに仕上げたものを維持し続けることに加え、

二次試験への準備も始まります。

この夏に、どこまで仕上げることができるか。ここが正念場でしょう。

 

夏期講習が始まります。

「君たちはどう生きるか」

各自、想いを抱き、この夏をともに頑張りましょう。

七夕祭、略して「バタ祭」

「なんですかその略し方」

高校2年生の塾生に指摘されました。

 

こんにちは。鎌矢です。

 

今日は、ちょっと遅れましての七夕祭、通称「バタ祭」です。

指摘された後、気になっていろんな方に聞き込みをしましたが、

やっぱり返ってくるのは「そんな略し方聞いたことないよ」なんて言葉のみ。

 

この違和感はなんだろう。

「バタ祭」という表現、僕はいつも聞いていたはず。

みんなもそう略していたはず。

そう遠くない昔に…

 

ん…?

最近…でもないけど、ちょっと昔…

近くでもない昔…あっ…

山口大学の学園祭「七夕祭」の通称ですね。

 

山口大学でも「七夕祭」なる学園祭があります。

学生寮で暮らしている学生が運営委員会となり開催されます。

 

出店は、クラス単位から変わり、サークルや部活のグループから出店されます。

山梨の高校ではできませんでした、食品提供ができます。

 

我々のサークルでは、「トルネードポテト」なるものを販売しました。

ジャガイモをらせん状に切り、櫛を通した食品です。

私が意見を出しました。余ったら食べたかったからです。

 

七夕祭当日、いろいろなお店が出る中、大きなサークルが豚汁を提供していました。

七夕祭の名物は豚汁、との話らしいです。ですので、我々は脇役。

こっちはのんびり販売を…と思いきや、

わりかし売れる…いや、結構売れる。

 

当日、にわかにが降っておりました。

雨で気温が下がれば、あったかいものを…となることもなく、

山口大学も結構な盆地。我々もご存知、蒸し風呂状態です。

ただそれでも腹は減る。道行く人は、その片手にフランクフルトチョコバナナ

我々自慢のトルネードポテトなど…

…もう一方の片手にはを持っておりました。

 

豚汁は、容器を持つ片手と、それをつつく箸を持つもう片方の手、両手が必要ですね。

雨という状況になり、片手が傘で埋まってしまったお客さんは、

片手で食べられるものを求めていました。

そんな状況、目の前には、櫛一つ持てば食べることが出来るポテトが一つ。

結局、午前中にはすでに、余りを付け狙う私の目の前から

トルネードポテトの在庫は無くなっていました。

 

状況一つ変われば、それに伴いお客さんの動向も一気に変わり、

商品の売れ行きに影響を与えます。

雨という状況に、片手でも食べられるという特性が合わさり、

午前中に完売と言う大成功を収めることが出来たのです。

 

結局自分では一つも食べれなかった現実に嘆き、

学園祭の閉祭を迎えました。

 

ちなみに、食べ損ねた私は芋を求めて、

他サークルのじゃがバターを食べ、プライドを癒しました。

じゃがに振り回された「じゃがバタ祭」でした。

大学受験のそのちょっと先

こんにちは。

甲府南西校の鎌矢です。

 

みなさんは今、大学を目指して勉強を頑張っていますよね。

将来こんなことをやりたいという夢のため、大学受験までの計画をたて、

コツコツと勉強を進めていることでしょう。

 

さて、今回は大学に合格した後から始まるお話です。

お家ですね。

遠くの大学に通うためには、お家が必要です。

私は、山口大学に進学しましたから、当然お家も変わるわけで。

賃貸、家賃…これらについての話です。

 

大学付近には、遠くから来る学生の需要が大きいので、学生アパートなるものがあります。

学生ですから、そんなに高いお金は払えないですし、大学の近場に一時的に住めればよい。

そこを狙って、ほどほどに狭く、ほどほどに近く、ほどほどに安く…そんなお家があります。

まあ、当然ですが地方によって広さと価格の格差はあります。

 

私の進学した山口大学は、だいたい、家賃40,000~65,000¥ほどでお家を借りることができます。

選ぶときには、学校との距離、風呂トイレ別、玄関の大きさ、近くのスーパーやコンビニ、などなど…

いろいろ考え、私は家賃が最も安くなるところを選びました。家賃22,500¥のお家です。

破格の安さですね。

 

安さのからくりは、普通の物件ではない、「普通の住み方」でない、ということです。

住み方、というのも「シェアハウス」というシステムで借りた点が大きいです。

山口大学へと進学したのは私の友人も同じで、ともに進学した友人と、家賃を折半しました。

 

シェアハウスをするうえで、友人とは議論を重ね、今でいうと検討に検討を重ねて検討を加速しました。

「我ら玄関と風呂とトイレは同じだが、住むときには別の家だと心得よ」

と、協定を結び、生活しました。

シェアハウス中のトラブルなど、金銭に直撃する内容ですから、干渉はなし。

 

普通の物件ではない、とはいったものの、物件としてはとても良くて、

リビング、部屋二つ、ダイニング付きの学生一人が住むには広すぎる物件です。

シェアハウスという話が出た要因です。

 

ただ一点、ベランダから見渡せますは、一面のお墓景色です。

景観がちょっと怖かったです。

お墓を通り抜けるのは、大学までの最短ルートでした。

昼に見るお墓はまだ大丈夫でしたが、学校帰りの夜のお墓は、常時肝が冷えました。

すれ違う人には目を絶対に合わせませんでした。

数か月に1回はカラスの集会があって、引き返して別の道を使いました。

お墓にたまたま引っかかっていたワイシャツに心底ビビってしまいました。

 

……

 

お金をかけることが幸せになるかは人それぞれ、その人の教養が試されるものでしょうが、

お金をケチりすぎると、それはそれで想像もしない苦労を背負い込むこともあると、思い知りました。

 

皆さんは、変な失敗をしないように、

ほどほどな物件をしっかり調べて、

ほどほどな料金を払って生活しましょう。

夏期講習

みなさん、こんにちは。甲府南西校 藤井です。

本日は夏期講習のお知らせをします。

1年生は一学期の復習や二学期の予習ができるように、2年生は演習ができるように、3年生は入試問題を扱うなど、さまざまな講座を準備しています。無料英検対策もあります。

仲のいい友達も誘って、ぜひ、来てください!

さて、私、藤井は新潟県上越市の出身です。甲府市とは異なり、上越市は雨の日も多く、雪も1~2メートルは積もります。そこで、年間日照時間を比べたところ、甲府市は2214時間、上越市は1611時間でした。甲府市は600時間も日照時間が長い。日数にすると丸25日間長い。

通りで洗濯物がよく乾くわけだと納得してしまいました。

ちなみに、雪が多く大変かと思われますが、雪で電車が止まることはほとんどなく、道路も毎朝4~5時くらいから除雪車やピーターが稼働しているので、通勤時間で車が通れないということもほとんどありません。もちろん、昼や夕方でも除雪車が稼働しています。電車も除雪のためだけに作られたものが当たり前に稼働しています。

車は当然、四駆。車内にはスコップと手袋完備で、わだちにはまる前提です。

家の窓も二重サッシ。極力、外気を入れないためです。

思いつくままに書きましたが、甲府市と上越市はずいぶん違うのだなと感じています。

もはや異世界。

どんな夏が待ち受けているのか想像できません。

想像できない夏なので、とりあえず、たくさんの生徒が来てくれたら嬉しいな。

山大!?

みなさんの志望大学はどこでしょうか?

どうもこんにちは、鎌矢です。
今日は、大学のお話を少々…

やはり近場の梨大でしょうか?
それとも私の母校である「山大」でしょうか?

…おや?
山梨大学は  山「梨 大」学、
山口大学は 「山」口「大」学、
略するところが異なってますね。

私が志望校を選んだ時にちょっと気になりましたことです。
はい、大学の略称のお話です。

明治大学を
「明」「大」と呼ぶように、
頭文字をとって作られるのが略称の基本ですね。
こう見ると梨大だけちょっとちがうと。

ただ、山梨、山口を両方「山大」(ヤマ大)と呼んでしまうと、
どっちなのか分からなくなってしまいますね。
山口大学を「口大」(グチ大)と呼ぶのもアレですから、
山梨大学を「梨大」(ナシ大)と呼び始めたのでしょうか。
略しつつ区別するための模索があったのでしょうね。

当時、他の「山」がつく大学についてもいろいろ調べてみました。
岡山 大学 → 岡大(オカ大)
和歌山大学 → 和大(ワ大)
富山 大学 → 富大(ト大)

それぞれ区別できる略称ですね。予想通りの…おや?

山形 大学 → 山大

……

山大被り、ありますね…

 

結局、略称は使わずに「山口大学」と呼びました。
現地にて「ヤマダイ」と呼ばれているのを確認ののち、
身の安全を確保したうえで真似をして過ごしました。

模試を終えて

みなさん、こんにちは。

文理学院 甲府南西校 藤井です。

先週、高1・2生対象の記述模試を実施しました。

学校のテストとは範囲や問題形式が異なり、さらに難易度は大きく異なることから、どの生徒も苦戦しているようでした。

模試では、学校の定期テストのように直前にまとめて勉強しても効果は薄く、毎日コツコツと勉強する必要があります。

英語では英単語を毎週100個ずつ覚えたり、文理の授業で使われている教材やプリントをまとめたり、調べたりしなければなりません。当然、初見の問題を解く必要もあります。

数学では今日解いた問題が明日も解けるか、一週間後も解けるか、一か月後も解けるか、一年後も解けるか、そうしたことを意識して繰り返し解き、確実に定着させることが必要です。

勉強は習慣であり、やる気は関係ありません。

毎日、歯を磨いたり、顔を洗ったりするのと同様に、勉強する。

そうやって毎日コツコツと積み重ねたものが、模試や大学入試で試されるのです。

文理学院 甲府南西校では、単語テストを課したり、テキストとは別の課題を出したり、勉強の習慣を身につけるきっかけも作っています。

文理を生かして、学力向上のための学習習慣を確実に身につけましょう。